格闘技徒然草

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UFC on ESPN+83:第7試合・ワルド・コルテス・アコスタ vs. ルーカス・ブジェスキー

ヘビー級。

ドミニカ共和国出身のアコスタは野球のピッチャー出身。しかし肘を負傷し野球を諦めると、ボクシングとMMAに転向。ボクシングでは10戦して6勝4敗と結果を出せなかったが、MMAではデビューから6連勝で昨年8月のコンテンダーシリーズに出場し、1RKO勝ちでUFCと契約。2ヶ月後に早くもUFCデビュー。ジャレッド・バンデラに勝利すると、さらに3週間後にチェイス・シャーマンにも勝利し連勝。が、2人ともUFC最下層で、すでにリリースされているレベルの相手にグダグダの内容での勝利。今年4月の3戦目はUFC9勝6敗のベテラン・マルコス・ホジェリオ・デ・リマと対戦。序盤からカーフを効かされ、3Rにリマがスタミナ切れで手が出なくなったものの、フィニッシュできずに逃げ切られてMMA初黒星。31歳。

ポーランドのブジェスキーは昨年8月にUFCデビュー。マルチン・ブダイ相手に終始打撃戦となり、手数では上回っていてメディアのジャッジもほぼブジェスキーを支持する内容で判定負け。2戦目は今年の3月で、UFCデビュー戦のカール・ウィリアムズ相手に1Rスクランブルの攻防で両者スタミナ切れ。2Rにダウンを奪われたブジェスキーは逆転する体力もなく判定負けで連敗となった。バックボーンはキックで、カーフキックが得意。31歳。

カーフを蹴るブジェスキー。アコスタもカーフを返す。パンチで出るアコスタ。ブジェスキーまたカーフ。アコスタ前重心だけに効果がありそうだが、カットしていない。ブジェスキーのミドルをキャッチして右をヒットさせるアコスタ。アコスタがまたミドルをキャッチして右のダブルをヒット。ぐらついたブジェスキー。アコスタさらに右フック。効いた!千鳥足で背中を向けたブジェスキーにさらに右を打ち込むとブジェスキー頭からダウン!KO!

前回カーフを効かされた割には無警戒だったアコスタだが、今回は効かされる前にKO。UFCで初めてのKO勝ち。

ブジェスキーはこれで0勝3敗と厳しい成績に。