来月UFCデビューするケイラ・ハリソンと並び、非UFC最大のビッグネームだったマイケル・ペイジのUFCデビュー戦で指名されたのは同じストライカーのホランド。勝った試合では6連続フィニッシュ勝利しているが、その間5敗している。ウェルターでは4勝2敗で、負けた相手はペイジと同じ（タイプは違うが）変則ストライカーのスティーブン・トンプソンと、前戦のジャック・デラ・マダレナ戦。マダレナ戦は両者ともに攻めに行かないディフェンシブな展開でのスプリット判定負けだった。ミドル級時代のホナウド・ジャカレイ戦では、テイクダウンされた下の状態からのパンチを効かせてKO勝ちするなど、思い切りのいい重い打撃が武器。31歳。
カンフーがバックボーンで、Bellator初期から変則的な打撃でKOの山を築いてきたペイジがついに世界最高峰の舞台に。Bellatorでは若干プロテクトされたマッチメイクではあったが、ウェルター級GP準決勝のダグラス・リマ戦と、暫定王座決定戦のローガン・ストーリー戦で敗れたのみで17勝2敗。ストーリーにはテイクダウンから押さえ込まれる展開で、やはり組みには穴があると思われたが、今回はストライカーのホランドとの対戦に。36歳。
UFCとしてはこのレベルの相手には勝ってもらわないと困るというマッチメイク。大物移籍選手のUFC初戦コケがちというジンクスをペイジは乗り越えられるか。オッズはホランドがフェイバリット。
いつも通り前後に足を開いてステップするペイジ。カーフキック。ホランドもローを返す。ガードを下げたペイジ。ホランドのパンチをバックステップでかわす。右を打ち込んだペイジ。ホランドロー。詰めてくるホランド。パンチから組み付いて四つに。肩パンチ。飛び込んで肘を入れたペイジ。また飛び込むと組み付いてスタンドバックに回った。肘を入れて離れた。ペイジ左ミドルからワンツー。右オーバーハンド。ケージに詰めていくホランド。ペイジ飛び込んで右。また右。四つに組んだペイジがケージに押し込んだ。離れた。詰めてきたホランドに右を合わせるペイジ。バックステップするペイジを追いかけていくホランド。また右で飛び込んだペイジ。受け止めて背中でクラッチしたホランドだが引き剥がした。ペイジがバック肘を入れたところでホーン。
1Rは有効打でペイジ。
2R。バックスピンキックを入れたペイジ。ホランドもロングフックを打ち込む。組んでケージに押し込んだ。差し替えて離れるペイジ。前に出るホランドに右を合わせたペイジ。また飛び込んで右。ペイジバックスピンキックを放つが、ホランドのローで軸足を払われスリップ。ペイジ組み付いてバックに。テイクダウンしてチョーク！正対して外したペイジ。ハーフから肘を落とすホランド。ペイジも下から打ち返すが、ハーフで固めたホランド。また肘を入れる。ペイジ立って脱出。残り1分45秒。右で飛び込んだペイジ。ホランドの飛び込みに右フックを狙ったペイジ。組まれたが離れるペイジ。またノーガードでステップするペイジ。右オーバーハンドを打ち込んだペイジ。ホランド倒れたがスリップか。深追いせず立たせたペイジ。ペイジまた残り10秒でバック肘。ホランドも前に出る。ホーン。
2Rはホランド。
3R。いきなり右で飛び込んだペイジ。ホランドスリップダウンしたが、攻めずに立たせたペイジ。出てくるホランドに右アッパーを狙った。四つから支釣込足でテイクダウンを狙ったペイジだが、崩されたホランドが先に起き上がってバックに回る。スタンドバック。ペイジ正対に成功。引き剥がした。右で飛び込んだペイジ。投げると引き込み気味に下になるホランド。付き合わないペイジ。ライブオッズは大差でペイジがフェイバリット。ペイジのミドルがヒット。またバック肘。ホランド動きが落ちた。ペイジを追う足がない。パンチをかわしたが、ホランドそのまま組んで押し込む。簡単に入れ替えたペイジ。離れた。ホランドローを出そうとしたがバックステップされかわされる。ペイジを飛び込みに合わせて捕まえたホランド。しかし引き剥がし離れるペイジ。残り1分。右を入れたペイジ。ホランドガードを固めて出るが、出るだけで手が出ていない。ホランドダンスで挑発し返すが時間がない。組んだホランドだがタイムアップ。
2Rにテイクダウンされてピンチに陥ったが、それを逃れるとホランドが3Rに失速したこともあり、距離を取っての打撃をヒットさせて勝利。しかしKOパンチのヒットはなし。惜しい打撃はあったが。
