格闘技徒然草

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UFC on ESPN+97:第1試合・ハラランボス・グリゴリオウ vs. チャド・アンヘリガー

バンタム級

グリゴリオウはコスタ・フィリッポゥ以来2人目のキプロスUFCファイター。6歳から始めた空手でキプロス王者となり、続いてムエタイに転向してそこでも王者に。MMAに転向しキプロス王者となると、ニューヨークのロンゴ&ワイドマンMMAに移籍。アメリカのフィーダーショーでキャリアを積み、昨年コンテンダーシリーズに出場。パンチでダウンを奪い、パウンドを落として1R1分KO勝ち。MMA8勝3敗の31歳。

カナダのアンヘリガーはUFC1勝2敗。デビュー戦はKO勝ちしたが、その後2連敗で後がない。ギロチンが得意だが、前戦はギロチンを仕掛けて外され下になったところを攻められ、チョークで一本負け。キャリア7敗のうち6敗が一本での負け。37歳。

カーフを蹴ったグリゴリオウ。パンチで飛び込んだアンヘリガー。カーフを蹴り返す。両者カーフキック。グリゴリオウが飛び込んでパンチを入れるが、アンヘリガーのパンチがかすめてバランスを崩す。アンヘリガーのカーフキック。効いている。プレッシャーをかけていくグリゴリオウ。詰めてバックブローを放つが空振りで、背中を見せたところでバックを取られる。スタンドバックからテイクダウンを狙うアンヘリガー。こらえるグリゴリオウ。入れ替えたグリゴリオウがタックルへ。足首を掴んで尻もちを着かせたグリゴリオウ。ギロチンに抱えたアンヘリガーだが外れて下に。残り1分。アンヘリガーのガード。下からホールドする。上のグリゴリオウだが距離を作れず攻撃がない。ホーン。

1Rはテイクダウンして上になったグリゴリオウだが、攻めがなかったのでカーフのダメージでアンヘリガーのラウンド。

2R。アンヘリガーまたカーフ。グリゴリオウ完全に効いた。グリゴリオウタックルに。ケージ際に押し込む。片膝をついてこらえるアンヘリガー。こらえて肘を入れる。また足首を掴んで尻もちまで着かせる。アンヘリガーこらえてなおも肘を入れていく。立った。なおも押し込むグリゴリオウだがブレイクがかかる。アンヘリガー飛び込んでパンチをヒット。さらにカーフ。グリゴリオウ、蹴られた足を下げてスイッチし後退。タックルを狙ったが足がついていかない。またタックルに入るが、アンヘリガーはケージでこらえて肘。ホーン。

2Rアンヘリガー。

3rj。アンヘリガーのカーフキック。後退するグリゴリオウ。もう立っているのが精一杯のグリゴリオウ。ケージを背負ったところにパンチ連打を打ち込むアンヘリガー。バッティングをアピールするグリゴリオウ。タイムストップ。リプレイで見るとたしかに当たっているが、それ以上に弱気になっている。再開。パンチ・カーフを入れるアンヘリガー。グリゴリオウもパンチを出すが空振り。アンヘリガーが入ってくるところに合わせるしかないが、読まれている。左がヒットしぐらついたグリゴリオウ。前に出るところに右フックをもらいぐらついた。足の踏ん張りが効かないのでパンチにも力がない。アンヘリガー距離を取ってジャブ。ステップを使って打撃を入れる。タックルを見せてハイキック。タイムアップ。

両手を上げてアピールするグリゴリオウだが、どう考えても負けてる。アピールしたところでそれを見てジャッジが判定を変えるわけもない。

29-28×2、30-27の3-0でアンヘリガー勝利。

カーフを効かせてからは一方的で連敗をストップしたアンヘリガー。しかし3RはKOを狙っていくべきところで距離を取って逃げ切りに行ったのが物足りない。

初参戦のグリゴリオウだが、カーフをカットできずに早々に効かされてしまい、あとは何もできず。序盤からテイクダウンを狙うなど、意外とグラウンドも出来るのかもしれなかったが、武器と思われた打撃で遅れを取ってしまった。