格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC189:オッズ/予想と展望

チャド・メンデス 2.35
コナー・マクレガー 1.65

ロビー・ローラー 2.65
ローリー・マクドナルド 1.53

デニス・バミューデス 1.48
ジェレミー・スティーブンス 2.75

グンナー・ネルソン 2.58
ブランドン・ザッチ 1.56

ブラッド・ピケット 7.25
トーマス・アルメイダ 1.11

マット・ブラウン 1.54
ティム・ミーンズ 2.60

マイク・スウィック 4.25
アレックス・ガルシア 1.25

カハル・ペンドレッド 1.95
ジョン・ハワード 1.87

コディー・ガーブラント 1.17
ヘンリー・ブリオネス 5.50

ニール・シーリー 1.95
ルイス・スモルカ 1.87

ヨスデニス・セデーノ 1.53
コディー・フィスター 2.65

事前にワールドツアーも敢行し、UFC史上もっとも手間と費用をかけたプロモーションを行ったジョゼ・アルド vs. コナー・マクレガーのタイトルマッチがアルドの肋骨負傷により消滅。メンデスとマクレガーで暫定王座決定戦を行うということで片が付いた。
マクレガーのファイトスタイル的に、一番疑問だったのはスタンドレスリングでどれだけテイクダウンディフェンス能力があるかということ。その部分に問題があれば、得意の打撃戦は封じられる。過去には、ディエゴ・ブランダオに組まれてテイクダウンを狙われた際にケージを掴んで防いだことがあった。ブランダオよりはるかにテイクダウン能力に長けているD-1レスラーのメンデスのタックルを防ぐことができるか。テイクダウンされた場合、すぐにリカバリーしスタンドに戻すことができるか。未知数な部分が多すぎるが、ブランダオ戦を見る限りは厳しいと見る。そうなるとマクレガーはタックルに入られる前にKOするしか勝機がなくなるが、アルド相手に正面から打ち合いをするメンデス相手に、タックルのプレッシャーを警戒しながらそれができるとも思えない。
しかしオッズはマクレガー優勢。単純に、今回の煽りでマクレガーを知った層が、「王者じゃなくてその王者に2回も負けてる選手が相手なんだし勝つだろ」という程度の発想で賭けてるのか、マクレガーの練習風景等の煽りを見る中でメンデスに勝てるという確信を持って賭けているのか。しっかりメンデスのテイクダウンに対応した上で打撃で勝つというのは、それこそアルド級の実力が必要。勝てば名実ともにNo.1ファイターとなるが、敗れれば今までの勝利は結局相性がいい相手をあてがわれてのプロテクトの結果とみなされる。UFCにとってもアルドにとってもハイリスク・ハイリターンな一戦。
メンデスがパウンドアウトと予想。
セミはウェルター級タイトルマッチ。ほとんど話題にならないのが悲しいが、王者ローラーが過去に1度下しているローリーに対してアンダードッグになっている。前回は安全策で勝ちに行ったローリーに、3Rローラーのパンチがビッグヒット。ローリーも追い上げたものの、挽回できずにスプリット判定負けした。それから1年半。一時はアウトボクシングでポイントアウトするつまらない戦い方になっていたこともあるローリーだが、前回のサフィジーヌ戦ではジャブで削った上でKO勝ち。打撃もレスリングも向上している。
ローリーKO勝ちと予想。
メインセミ以外での注目は、グンナー・ネルソン vs. ブランドン・ザッチ。本来はネルソン vs. ジョン・ハザウェイだったのが、ハザウェイ欠場でプレリムで組まれていたザッチが昇格。しかしオッズはザッチがフェバリットになっている。空手+柔術をベースに4連勝していたネルソンは前回レスラーのストーリーに敗れてMMA初黒星。ザッチも階級下のベンヘン相手にタップを奪われUFC初黒星を喫している。ともにトップ戦線での活躍を期待されている者同士だったが、敗れた方が連敗で大きく商品価値を落とすことになるという厳しい試合。
第1試合開始は12日朝8時。9時からのプレリムは今回ファイトパスの月額契約では見られず、1.99ドルのPPVになっている。速報します。