格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ONE170818:ONEマレーシア大会に鈴木信達・渋谷莉孔の参戦が決定。

  • フェザー級タイトルマッチ・マラット・ガフロフ vs. マーティン・ヌグエン
  • ライト級・鈴木信達 vs. イブ・タン
  • フライ級・渋谷莉孔 vs. ジアーニ・スッバ

ウェルター級王者の鈴木は2014年3月にブロック・ラーソンを破ってウェルター級王座を獲得。しかし、8月の初防衛戦でベン・アスクレンに敗れて王座陥落。その後はMMAには出場せず、今年5月の巌流島ではマーカス・ヴィニシウスにKO負け。試合後に引退を宣言していた。今回、ウェルターからライトに落しての試合となる(ONEの計量方式ではユニファイドウェルターと同じ170ポンド)。
イブ・タンは4月にエドワルド・フォラヤンのライト級王座に挑戦したが判定負けした選手。
渋谷は昨年1月の試合中にサミングを受け、2月に視力を失い緊急手術。その後も繰り返し手術を受けたものの視力が戻ることはなかった。twitterのプロフィールにも「#独眼 #隻眼」の表記がある。しかし、医者からは許可が出たようで、今回復帰が決まった。
片目の視力を失った格闘家と言えば、ゴルドーサミングにより失明した中井祐樹が有名だが、失明して以降はMMAの試合には出場せず、柔術に転向している。本人は1度だけでもMMAのリングに戻りたい意向があったが、認められなかった。また、武田幸三は、一時片目の視力がない状態で、それを隠してリングに上っていたと引退後に著書で明らかにしている。また、シュートボクシングのリングに上ったこともあるキックボクサーのファディル・シャバリは、隻眼の格闘家として有名である。
隻眼ではないが、WSOFに参戦していたニック・ニューウェルは左腕の肘から先が先天的にない。日本と違いコミッションがある海外であっても、障害のある選手に対して試合出場の許可が与えられる事例がある。渋谷の場合も、ONEは事情を把握した上で許可を出したと思われる。