格闘技徒然草

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UFC222:第7試合・アシュリー・ヨーダ vs. マッケンジー・ダーン

女子ストロー級

この試合はUFCデビューする柔術ADCC世界王者のマッケンジー・ダーンを売り出すための試合か。柔術ではギャビ・ガルシアも破っているダーンは、2016年にMMAデビューするとここまで5戦無敗。しかし、前戦で対戦したカリーン・メデイロスを除くと、ローカルレベルの相手ばかりで、その相手にも極めきれず判定に持ち込まれたりもしている。組技の強さは疑いないが、MMAファイターとして完成されるまでにはまだ時間がかかる印象。

ヨーダはMMA5勝3敗、UFC0勝2敗。TUFでの敗退後、UFCデビューしたが2戦とも判定負け。5勝のうち4勝が腕十字での一本勝ちのグラップラーだが、柔術は紫帯で、一番の武器で相手に上を行かれているのが厳しい。

ガチャガチャしたパンチから組みついていったダーン。押し込んでボディロック。膝を入れながらテイクダウンを狙う。倒せず離れた。左ミドルを入れたヨーダロボコンパンチで出て組みついたダーン。四つから脇をくぐってバックに回る。しかしヨーダ正対して引き剥がす。右を打ち込んだダーンだがヨーダもパンチを返す。打撃はヨーダの方がシャープ。ホーン。

1Rはダーンだが僅差か。

2R。またパンチを振り回していていくダーン。ヨーダは狙いすましたパンチを入れていく。ダーン、ガチャガチャとパンチを振り回し組みつくことに成功。しかし倒せない。入れ替えたヨーダ。ブレイクがかかる。パンチを打ち込んだダーンだがカウンターをもらいダウン!すぐ立った。ヨーダはじっくり攻める。左ストレート。残り10秒でダーンがダブルレッグに入ったが倒せず。ホーン。

2Rヨーダ

3R。ダーンまたパンチで出ると押し込んでシングルレッグ。しかしオーバーフックで耐えるヨーダ。肘を入れたがヨーダがパンチを返す。また組んだダーン。シングルレッグを狙うが防がれている。離れた。打撃戦からシングルレッグに入ったダーン。テイクダウン!立とうとするヨーダからバックマウント。チョーク。アゴの上。ヨーダは腕を引っ張って外した。時間がない。ダーンのバックのままタイムアップ。

29-28ヨーダ、29-28ダーン、29-28ダーン。スプリットで判定勝ちを拾ったダーン。しかしこのテイクダウン技術のままではこれより上は望めないだろう。