格闘技徒然草

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RIZIN.10:天心は中村優作とキックルールで対戦。元Invicta王者浜崎朱加・現修斗王者松本が初参戦。

RIZINキックボクシングルール 58.0kg契約 3分3R
那須川天心(19=TARGET/Cygames/RISEバンタム級王者、ISKAオリエンタルルール世界同級王者)
vs
中村優作(31=チーム・アルファメール・ジャパン/初代WSOF-GCフライ級王者)

中村優作はストライカーだが、プロではキックデビュー戦。元々バンタムだった中村と、現在でも55kgの天心が58kgで戦う。天心にとっては過去最重量級の体重設定だが、実質的な体重ハンデがこれくらいないと成立しないか。MMAでもキックでも無名の咬ませ犬とやるよりはマシだが、こういう使い方しかしないなら宝の持ち腐れとしか言いようがない。天心が望むキックのメジャー化にもつながらないだろう。キックルールでもムエタイの強豪を連れてきたらいいのに。2月のスアキムとの試合のような内容なら、ムエタイ相手でも世間に届くと思うのだが。

RIZIN MMA特別ルール 120.0kg以下契約 5分3R ※ヒジ打ちあり
ジョルジーニョ・ホーゼンストライク(30=スリナム
vs
アンドレイ・コヴァレフ(24=ウクライナ

ホーゼンストライクは4戦、コヴァレフは9戦全勝とのこと。しかしもう1カードのヘビー級戦もそうだが、初物同士を当てても相対評価がないので判断できない。他の2カードと同じく、初物 vs. 常連の組み合わせにした方がいい。

RIZIN女子MMAルール 49.0kg以下契約 5分3R ※ヒジ打ちあり
浜崎朱加(36=AACC/元INVICTA FCアトム級世界王者、元DEEP JEWELSライト級王者)
vs
アリーシャ・ガルシア(24=アメリカ)

ついに浜崎がRIZIN参戦。Invictaでストロー級に転向して敗れて以降はRIZINをターゲットにしていたが、RIZIN側の反応は芳しく無く、このままスルーされるのかと思っていた。大晦日にRENAが敗れてプロテクトの必要がなくなったから?年齢的にギリギリ間に合ったと言える。まずは3勝4敗のガルシアに完勝して格の違いを見せて欲しい。

RIZIN MMA特別ルール 70.0kg以下契約 5分3R ※ヒジ打ちあり
ダロン・クルックシャンク(32=アメリカ)
vs
松本光史(34=フリー/修斗世界ライト級王者)

 修斗ライト級王者松本がRIZIN初参戦。1月のノンタイトル戦後のマイクでは「モチベーションを上げるのが難しい」とマッチメイクに苦言を呈していたが、3月の修斗で岡野相手に1RKOで防衛を果たし、試合後に「次のステップに進みたい」と宣言していた。現在のライト級エース候補矢地とは世代は違うが同じ2009年デビューで、ともに修斗新人王を獲得(矢地は当時一階級下)。クルックシャンクは北岡と矢地に連敗したが、アグレッシブでRIZINルールにもよく対応しているので、また呼ばれてよかった。