格闘技徒然草

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RIZIN.10:第4試合・アンテ・デリア vs. ヒカルド・プラセル

120kg契約・肘有り5分3R。

クロアチアのデリアはミルコの弟子という触れ込み。2年半のブランクがあり、最後の試合は現UFCファイターのマルチン・ティブラに1RTKO負け。やや体がゆるく見える。

ブラジルのプラセルは2mの長身で、9戦全勝全フィニッシュ。そのうち8勝が一本勝ち。

いきなりタックルに入ったプラセル。コーナーに押し込んだがデリアが差し替えして押し返す。コーナー膠着となりブレイク。パンチを打ち込むデリアにプラセルが逃げ気味のタックル。切られて引き込むようにガードを取る。インサイドからパウンドを打ち込むデリア。プラセルが潜ってスイープ。足関を狙ったが振りほどかれる。スタンドになりデリアのパンチをもらったプラセル。また組むとコーナーに押し込む。ブレイク。タックルで組みついたプラセルは引き込んでガードに。ハーフで下からキムラを狙うがデリアのパウンドをもらう。足で距離を作ってディフェンス。ゴング。

2R。プラセルバックブローから組みついた。またコーナーに押し込む。膝の打ち合い。わりとすぐブレイク。デリアのワンツー。プラセルタックルに入るが切られて亀に。パウンド連打をもらった。下から足で阻みなんとか凌いでいるプラセル。パスするそぶりは見えないデリアだがインサイドからのパウンドで十分ダメージを与えている。一方のプラセルは下からの仕掛けはすべて読まれている。十字をを狙ってもすぐに腕を抜かれる。デリアも休みながらのパウンド。密着して潜らせない。ゴング。

3R。プラセルすぐタックル。間合いが遠く切られる。すぐ引き込み。また同じ体勢。腕十字、三角を狙うが読まれている。しかしデリアも仕留めにいくほどのパウンドは入れていない。ハーフになったが、潜られるのを警戒しているのか自らガードに戻すデリア。休みながらのパウンドのためKOに至らない。残り1分でなぜかブレイクされる。プラセルすぐタックル。止められた。逆にデリアがタックル。倒したがまた毎回のガードの体勢に。パウンドを入れるがタイムアップ。

判定3-0でデリア勝利。完勝だが決定力の無さが残念。2試合続けて決して弱くはないが微妙な実力同士の無名選手を当てるより、有名選手に無名選手が挑戦する試合にしたほうが良かったのでは。