バンタム級。ランキング10位フォント、ペティスはフライ級の2位。
ストライカーのフォントはUFC5勝がすべてフィニッシュでの勝利だが、ジョン・リネカー、ペドロ・ムニョス、ハファエル・アスンサオの上位ランカーには敗れている。アスンサオにはテイクダウンを奪われ押さえ込まれて判定負け。
地元ミルウォーキー・ルーファスポート所属のペティス弟。フライ級ではジョセフ・ベナビデスをDJ以外で初めて破り、タイトル挑戦間近まで行ったが、10月にジュシーエ・フォルミーガに判定負けして後退。どんどんリリースされているフライ級ファイターだが、上位ランカーのペティスはバンタム級に上げてのチャンスが認められている。もともとUFC参戦当初はバンタム級で3勝1敗の戦績を残している。勝利はすべてフィニッシュのフォントに対し、ペティスは8勝すべてが判定。ローカル時代は9勝中KO・一本・判定での勝ちがそれぞれ3回ずつだった。
ジャブを入れていくフォント。ペティスのガードの間から顔面にヒットする。右ボディ。ジャブを全部もらっているペティス。ペティスもジャブを返す。フォントが詰めていきパンチを入れる。ペティス劣勢。ボディ・顔面に打ち込まれてペティス後退。クリンチしたが、逆にフォントが外掛けテイクダウン。立ったフォント。飛び込んでパウンド。リーチ差もあり顔面に届く。片足を掴まれたまま立ったペティス。残った足で飛び蹴り。ホーン。
1Rフォント。
2R。間合いを詰めてパンチを打ち込んだフォント。ケージまで詰めたところでフォントタックルに。ペティスがギロチンを狙うと離れたフォント。ジャブがヒットするフォント。ペティス右ハイ。ジャブをもらう右目の周りが赤くなっているペティス。そして右ボディ。ワンツー。ペティス、ペースを変えられないままだが打ち合いに付き合っている。フォントが四つに組んでタックル。が、倒せず逆に下になる。しかしガードからキムラでスイープ。頭をまたいで極めようとするがまたがせずに防いだペティス。ホーン。
2Rフォント。ペティスはフィニッシュが必要だが、8勝連続判定のペティスにとっては厳しい。
3R。打撃で打ち合うペティス。右がヒット。しかしフォントのパンチでマウスピースが飛ぶ。四つに組んだフォントがダブルアンダーフックからテイクダウン。立ち上がりパウンドを落とす。パスを狙うとペティスは亀に。バックを取ってコントロールするフォント。立ったペティスだが足を払われて下に。バックキープするフォント。ペティス仰向けになりガードを取ったがまたパウンドをもらう。パウンドしながらパス。最後にギロチンを狙ったフォントだが、ペティスが回転して外し立ったところでホーン。
三者フルマークでフォント完勝。
フライ級のランキング2位がバンタム級ランキング10位相手にほぼ何もさせてもらえず完敗。フライ級ファイターは生き残ったとしてもこの先厳しい道が予想される。
