格闘技徒然草

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UFC on ESPN1:第3試合・スコット・ホルツマン vs. ニック・レンツ

ライト級。

UFC5勝2敗で3連勝中のホルツマン。元はアイスホッケーの選手で、25歳でMMAを始め、28歳でプロデビューという遅咲きのため、もう35歳だがキャリアはまだ14戦。アイスホッケーで鍛えたフィジカルの強さが武器。

UFCデビューから10年になる大ベテランのレンツはUFCのキャリアだけで21戦とホルツマンを上回るが、年齢は1歳若い34歳。ライト級で5連勝の後2連敗しフェザーに落とすと、そこでも4勝2敗だったが再びライトに戻し、その後は4勝2敗。常に勝ち越しているがまだノーランカー。D-1レスラーで、一本勝ちのすべてはチョークとギロチン。

パンチで飛び込んだレンツにカウンターをあわせるホルツマン。右を打ち込んだ。レンツ右ハイ。プレッシャーを掛けて左を打ち込むホルツマン。右がヒット。レンツ四つに組んでケージに押し込む。ダブルレッグに切り替えて一瞬倒した。すぐ立ったホルツマンだがスタンドでバックを取られている。レンツが足をかけて倒すが押さえ込む前に立たれる。何度もこかす→立たれるを繰り返し残り1分。片膝をついたホルツマンからハーフバックを狙ったがまた立たれた。レンツのバックキープが続く。ホーン。

後半のバックキープでレンツに入るか?ポジションキープしているだけで、そこからの攻撃がなかったが。

2R。ホルツマンが打撃でプレッシャーを掛けていく。テンカオ。組みに来たレンツにさらに膝。ワンツー。レンツも打ち返しているが右が入った。組み付こうとしたレンツだが組ませてもらえない。ホルツマン右ミドル。さらに右ストレートがヒット。踏み込んでまた右。けっこう打たれているレンツだが頑丈。パンチで出てワンツーがヒット。逆にホルツマンはややギアが落ちた。レンツ前に出ると組んで押し込み。投げてテイクダウンすると得意のギロチン。喉元には入っていないがなかなか外せないホルツマン。外して立ったがまたバックを取られている。テイクダウン。しかしホルツマンはフックスイープで立つ。レンツクラッチを放さずなおもテイクダウンを狙う。ホーン。

ギロチンは浅かったがレンツのラウンドか。

3R。右が相打ち。パンチで出るホルツマンにレンツの右フックがヒットするが、ホルツマンがプレッシャーを掛けていく。レンツのタックルは組み付かせない。下がってケージを背負ったレンツ。左がクリーンヒット。パンチの適格性に差が出ている。が、ホルツマンが不用意に出したミドルに組み付いてスタンドでバックを取る。強引に背中に乗ろうとしたレンツだが前に落ちてしまった。またスタンドでパンチを入れるホルツマン。レンツまたタックル。組んでスタンドでバックを取りテイクダウンを狙う。これらえるレンツ。ケージ際で正対し肘を入れる。足にタックルに行き倒そうとするレンツの顔面に肘。離れた。レンツ、肘の連打で顔面がボコボコ。ホルツマンがパンチで出る。ケージを背負っているレンツも打ち返す。タックルでしのぐレンツ。タイムアップ。

三者29-28でレンツ勝利。

1,2Rの貯金で逃げ切ったか。レスリングのコントロールでの勝利だが、打撃戦で劣勢でも一方的に打たれるままではなく打ち返していた。ホルツマンはスタンドでバックコントロールされる時間が長すぎた。