格闘技徒然草

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UFC on ESPN+6:第10試合・ジョン・マクデッシ vs. ヘスス・ピネド

ライト級。

2010年からUFCに参戦し9勝6敗のマクデッシ。15戦中10試合が地元カナダでの試合。残り5戦はアメリカでの試合で1勝4敗。打撃の手数で勝つタイプで、前回もベテランのロス・ピアソンに対しパンチの手数で上回り判定勝ち。

ペルーのピネドは昨年11月に代役でUFCデビューが決まり、ガードで凌ぐだけのデヴィン・パウエルに打ち合いで優勢に立ち完勝した。まだ22歳。ローカルでも強豪とは対戦しておらず、これが世界クラスの相手との初対戦になる。

マクデッシはナスラット・ハクパラスト、ピネドはクリス・グレッツェマーカーと対戦予定だったが、ともに負傷欠場したため、残りの2人の対戦が組まれた。

なかなか間合いに入らない両者。リーチに勝るピネドが距離をキープして蹴りを入れていく。マクデッシが出ても下がり続ける。会場ブーイング。ちょこちょこ打撃を打ち合う展開。マクデッシも前に出て距離を取られてもそれ以上追いかけていかない。終盤ようやくケージに詰めるがホーン。

1Rはヒット数でマクデッシ。

2R。ピネドのミドルをキャッチしてテイクダウンしたマクデッシだが、足を蹴るだけで立たせる。前に出て打撃を出していくマクデッシ。ピネドはフェイントだけで手が出ない。右が一発ヒットしただけでアピールするピネド。会場のブーイングが止まらない。残り30秒でようやく前に出てきたピネド。マクデッシがミドルをキャッチしてパンチを入れるが離れるとパンチからハイを入れる。客を煽るピネド。そんな暇があるなら手を出せという気がするが。最後にマクデッシの打撃でスリップしたところでホーン。

2Rマクデッシ。

3R。ローを蹴っていくマクデッシ。ピネドまた手を出さず下がるのみに。ブーイング。ローを蹴られて気になるのか腕でつかもうとした。ピネドのミドルをキャッチしてパンチを入れたマクデッシ。ピネドが残った足でハイキックを放つが空振り。残りわずかで間合いを詰めてパンチを入れたマクデッシ。タイムアップ。両者勝利をアピールするが会場はブーイング。

30-27×2、29-28の3-0でマクデッシ勝利。

マクデッシはまだ勝ったからいいが、ピネドは負けているのに手を出さないくせに、試合後勝利アピールをしていたのが意味がわからなかった。やたら挑発を繰り返していたが、負けているのだから自分から出ないといけないのでは。