ヘビー級。ブレイズ4位、ウィリス10位。
トップ10ランカー最年少28歳のブレイズ。UFCデビュー戦でフランシス・ガヌーにTKO負けしてキャリア初黒星を喫したが、そこから5連勝(うち1試合はマリファナ検出でNC)。アレクセイ・オレイニク、マーク・ハント、アリスター・オーフレイムのベテランをテイクダウンから3タテしたが、前回はガヌーとのリベンジ戦で秒殺KO負け。レスリングバックボーンのパウンダー。
ビッグ・プリティことウィリスは大学時代はアメフトの選手で、25歳にMMAプロデビュー。IGFやWSOFでキャリアを積むと、UFCではデビュー以来4連勝。初戦に敗れて以来8連勝中。大味な殴り合いと終盤のスタミナ切れをよく見せるが、前回はマーク・ハントの契約最終戦でジャブを入れ続けて判定勝ち。
タックルで飛びいこんだブレイズ。ケージでこらえるウィリス。ボディロックから足をかけて倒すとバックに。ほぼマウントの体勢。ウィリスが立とうとすると足のフックを外し、立たせた後にジャーマンで投げる。バックからパウンド。また立たれたがまた投げた。ケージに張り付いて完全にバックにつかれるのを防いでいるウィリスだがまた投げられる。ブレイズバックからパウンド。ホーン。
1Rブレイズ。バックからの投げにこだわっているが、普通にパンチを入れていった方がダメージを与えられて良かったのでは。
2R。右が入ってぐらついたウィリス。すぐに組み付いたブレイズ。ケージに押し込むとまたボディロックから投げ。ケージを掴んで防いだウィリスだが、再度投げられテイクダウンされる。またほぼマウントの体勢。殴らず押さえ込んでいるだけのブレイズ。ウィリス立つがまた倒される。ほぼマウントなのに殴らない意味がわからない。立たれてまた強引に投げた。しかし投げても押さえ込むだけ。会場もブーイングが増えてきた。ホーン。
2Rブレイズ。
3R。消耗しているウィリスに対しブレイズはまだスタミナ十分。しかし間合いに入っていかないブレイズ。まあこのまま立っていても勝てるが…。タックルに入るが止められる。何度かタックルを見せたブレイズ。そのまま押し込み。押し込んで膝を入れていたブレイズだが離れる。またタックル。お粗末な倒れ方でテイクダウンされたウィリス。サイドで押さえ込むブレイズ。背中を見せたウィリスにようやくパウンド。立とうとしたウィリスのバックから殴る。タイムアップ。
30-27、30-26、30-25の3-0でブレイズ勝利。
しかし優位なポジションでも押さえ込み重視でフィニッシュに行かなかったので退屈な試合に。15分間戦うよりさっさとKOした方がリスクが少ないのでは。