格闘技徒然草

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UFC on ESPN+11:第6試合・トーニャ・エヴィンガー vs. リナ・ランズバーグ

女子バンタム級。エヴィンガー12位、ランズバーグ13位だが、層の薄い階級で、全員で20名もいないため、ランカーとはいえ下位の選手同士。

テイクダウンから押さえ込みのジミジミファイトで、Invictaでは無敵だったもののUFCから声がかからなかったエヴィンガー。最終的に、階級上のフェザー級でクリス・サイボーグの対戦相手が欠場したことによる代役でUFCデビュー。が、当然サイボーグにはいいところなくKO負け。2戦目は本来のバンタム級に戻したものの、売出し中のアスペン・ラッドにテイクダウンを奪われバックマウントからのパウンド連打でKO負けと2連敗中。

地元スウェーデンのランズバーグ。こちらもUFCデビュー戦はサイボーグ戦(140ポンドのキャッチウェイト)で、アスペン・ラッドに敗れているというのも共通している。ともに37歳。ランズバーグはキックのキャリアがあり(37勝11敗)、アマチュアムエタイで世界王者にもなっているが、MMAでの得意技はクリンチしてのケージ押しくらまんじゅう。前戦ではInvictaでエヴィンガーに敗れているヤナ・クニツカヤに逆にケージに押し込まれ続けて判定負けしている。

間合いを詰めて押し込んだエヴィンガー。押し込みながらダブルアンダーフック。クラッチしてテイクダウンを狙う。こらえるランズバーグ。離れ際にパンチを入れたランズバーグだが、エヴィンガーがすぐにまた組んで押し込み。足をかけて倒そうとするがこらえるランズバーグ。地味な展開にブーイング。ぐいぐい押し込むエヴィンガーを引き剥がしながら膝を入れるランズバーグ。入れ替えた。エヴィンガー、左目の上をカットしており流血。ランズバーグテイクダウンするとマウント!返そうとしたエヴィンガーだがハーフからパウンドラッシュ!しがみついて凌ぐエヴィンガー。ホーン。

1Rランズバーグ。

2R。パンチを打ち込むランズバーグ。エヴィンガーは突進して組んで押し込む。外掛けテイクダウン。バックを狙うエヴィンガー。両足フックしてバックマウント。片足のフックを外して返そうとするランズバーグ。反転して上を取った。下からキムラに捕らえてパウンドを防いでいたエヴィンガーだがランズバーグが外すとまたハーフからパウンドラッシュ。KOするほどのダメージは与えていないようだが見栄えがいい。エヴィンガーはまた下からキムラに捕らえるが、極めを狙うと言うよりはパウンドを防いでいるか。ホーン。

2Rランズバーグ。

3R。組んだランズバーグが得意の押し込みに。エヴィンガー、押し返す体力が残っていないか。ランズバーグが押し込みながら膝を入れていく。しばらく流していたレフェリーだがブレイク。また組んだランズバーグ。エヴィンガー、首投げで投げようとしたがこらえたランズバーグがバックを取る。亀のエヴィンガーにパウンド連打。腕を掴んで防ぐだけのエヴィンガー。パンチ・肘でラッシュするランズバーグ。エヴィンガー、向き直ってハーフになるが凌ぐだけ。カットした傷口が開いてまた流血。タイムアップ。

30-26×2、30-27の3-0で地元のランズバーグが格上のエヴィンガーに完勝。