格闘技徒然草

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UFC on ESPN+21:第11試合・ゼリム・イマダエフ vs. ダニー・ロバーツ

ウェルター級。

まだ24歳でローカル時代は全8試合がKO勝利と期待されていたイマダエフだが、4月のUFCデビュー戦では前座~中堅クラスのマックス・グリフィン相手にケージつかみで減点された上に(減点関係なしの)判定負け。大振りの攻撃を繰り返す雑な攻めで、スタミナも切れてしまった。ローカル時代の相手が弱すぎただけで、UFCではちょっと厳しいレベルかと思われたが、今回は地元で並み居る選手を押しのけてセミ前という扱い。

ロバーツはUFC5勝4敗。クラウディオ・シウバとミシェウペレイラに敗れて連敗中。ボクシングバックボーンのストライカーだが、4敗のうち3敗はKO負け。

タックルに入ったロバーツ。シングルレッグ。こらえてパンチを入れるイマダエフ。ケージに押し込むロバーツだが入れ替えたイマダエフ。ロバーツは首相撲から膝を入れる。イマダエフも膝を打ち返す。離れた。ワンツーを入れたロバーツ。しかしローで膝をついたロバーツに飛び膝。ロバーツが膝をついたままなら反則だったが。ロバーツタックル。テイクダウンされたイマダエフだがすぐ立った。首相撲からアッパー。ロバーツは肘を入れて離れる。インローを蹴るロバーツ。残り10秒でタックル。倒したが、そこからイマダエフが上を取り返した。ホーン。

1Rイマダエフ。

2R。タックルに来たロバーツにパンチ連打を入れるイマダエフ。そのまま出てきたロバーツだが、投げてイマダエフが上を取る。ハーフでパウンド。ロバーツバックを取らせて立つと正対し離れた。イマダエフがパンチの連打を打ち込む。ロバーツはタックル。受け止めたイマダエフ。スタンドでバックに回ったロバーツが後方に投げたが、イマダエフ正対して立つ。逆にタックル。尻餅をつかせる。立ち際にバックについたイマダエフ。正対したロバーツ。ボディへの膝の打ち合い。ロバーツが離れ際に肘を入れた。2R残りわずか。イマダエフの右フックをかわして右を入れたロバーツ、返しの左フックがイマダエフのアゴを撃ち抜くと頭からマットに沈んだイマダエフ!KO!

唐突な決着。UFCからプッシュされているようにも見えたイマダエフだが、UFCデビューから2連敗に。