格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN+37:第5試合・インパ・カサンガナイ vs. ホアキン・バックリー

ミドル級。

カサンガナイは8月11日のコンテンダーシリーズで判定勝ちして、3週間後の29日にUFCデビュー。UFC1勝2敗のマキ・ピトーロに三者フルマークの判定勝ちしている。アメフトからの転向組。

ヨアキン・バックリーは7月31日にLFAでKO勝ちすると、9日後に急遽UFCデビュー。緊急の代役出場でコンディションが十分でなかったのか、1Rからダウンを奪われ、終始劣勢のまま3RにKO負けしている。

バックリー、パンチを打ち込んで出た。組んで押し込む。離れた。バックリーパンチから組み付くとテイクダウン。肘。カサンガナイ立った。スタンドに。バックリー飛び込んで左を打ち込む。バックリー左ハイ。カサンガナイもdてワンツー。ホーン。

1Rバックリー。

2R。バックリーが飛び込んでパンチを打ち込む。左の蹴りをキャッチしたカサンガナイだが、バックリーが残った足でジャンピングバックスピンキック!顎にヒットし、カサンガナイ失神しながら倒れる!KO!

バックリー、インパクト最高のKO勝利。

UFC on ESPN+37:第4試合・アリ・アルケイシ vs. トニー・ケリー

バンタム級

中東・ヨルダン初のUFCファイター・アルケイシは8月にUFCデビューし、UFC0勝1敗のアーウィン・リベラにスプリット判定負け。現在はアメリカ在住で10thプラネット所属。散打で世界王者になっているという触れ込み。

トニー・ケリーも8月にUFCデビュー。同じくUFCデビュー戦のカイ・カマカ3世に打撃・テイクダウンともに圧される展開で判定負け。33歳だがMMAキャリアは6勝2敗と8戦しかない。

UFC0勝1敗対決。

ケリーのハイに合わせて組み付いたアルケイシがテイクダウン。ケリー三角。足をさばいてパスするアルケイシ。がぶりに。肩口に膝を入れていくアルケイシ。ギロチンに抱えたアルケイシ。アームインギロチン。けっこう深いが首を抜いたケリー。しかしすぐテイクダウン。ケリーは下から三角クラッチ。足の組みが逆だが肘を極めに行く。肘が逆向きに反ったがアルケイシタップせず。ホーン。

両者にニアフィニッシュがあった1R。

2R。アルケイシがシングルレッグで倒すとギロチンに移行したが立たれた。離れるケリー。アルケイシ膝をもらって効いたか。組みに行くが、投げをすかされて下に。ケリーハーフからパウンド。立った。四つからテイクダウンを狙うアルケイシ。テイクダウン。サイド。ガードに戻したケリー。上になってもコツコツ殴るだけのアルケイシ。残りわずかでギロチンに入ったが時間がない。ホーン。

2Rケリー。

3R。アルケイシ組んでテイクダウン。しかし立たれる。アルケイシがシングルレッグを狙ったところでカウンターの膝を顔面にもらった!組みに来るところを倒して上からパウンドを入れるケリー。ダースチョークを狙ったがアルケイシ立った。組み付いたままテイクダウン狙い。投げたが倒され際に上になるケリー。アルケイシ抜けて立つ。パンチを入れていくケリー。アルケイシのタックルは切られた。アルケイシのバックブローがヒット。もう一発。ケリーのローがローブローになりタイムストップ。再開。残り1分。出ていくケリー。アルケイシは距離を取りながら打撃を入れて手数を稼ぐ。最後に倒したがすぐ立たれた。タイムアップ。

終わった後にハグをするのかと思いきや、胸を強く押したアルケイシ。エキサイトしたケリーが押し返す。アルケイシ謝罪して和解。

30-27、29-28×2の3-0でケリー勝利。

アルケイシはずっと勝利をアピールしていて信じられないというジェスチャーだが、2R・3Rはケリーだろう。

UFC on ESPN+37:第3試合・ギガ・チカゼ vs. オマール・モラレス

フェザー級

8月にアレックス・カサレス戦が組まれていたチカゼだが、新型コロナウイルス陽性となり欠場。キック世界王者で、打撃やパウンドは強いが、テイクダウンディフェンスに穴があるために思い切った打撃を出すことができず、ここまでUFC3連勝だがすべて判定。

ベネズエラのモラレスは現在フロリダのサンフォードMMA所属。UFCでは昨年の韓国大会、5月の地元フロリダ大会(無観客)で連続判定勝ち。実家が空手の道場で、幼い頃から空手を学び黒帯。こちらもキックの経験がある。ここまでMMA10戦全勝。今回から階級をライトからフェザーに落としている。

間合いを詰めてくるモラレスにハイを放つチカゼ。チカゼのミドルに右を合わせてヒットさせたモラレス。チカゼバックスピンキック。チカゼの打撃が入りモラレスがバランスを一瞬崩した。出てくるモラレスに左ミドル。さらに左フック。モラレスはタックルに。組んでケージに押し込む。離れた。左右のパンチを打ち込むチカゼ。モラレスが出ていくが、入ってくるところにパンチを合わせるチカゼ。右膝から左ハイ。ホーン。

1Rは打撃のヒット数でチカゼ。

2R。下がるチカゼだが入ってくるところにパンチを入れる。飛び込んだモラレス。チカゼが投げを狙ったがスッポ抜けて下に。上になったモラレスだが立たれた。離れる。チカゼがカウンターを当てていく。モラレスのパンチは空を切る。単発のジャブを入れるチカゼ。ワンツー。残り1分。モラレス前に出ていく。連打を出していくがかわされ、チカゼがジャブを入れていく。ホーン。

2Rチカゼ。

3R。モラレスどんどん出ていく。チカゼは下がって距離を取る。モラレス出て組み付こうとしたが引き剥がされた。チカゼは時間が経つごとに手数が減ってきている。ミドル。ジャブ。チカゼのオーバーハンドの右がヒットしモラレスダウン!チカゼすぐ上になりインサイドからパウンドをまとめる。無闇に乱打するチカゼ。仕留めに行っていたが、モラレスに立たれた。残り1分。逆転を狙ったモラレスが距離を詰めて行くが、チカゼ距離を取り逃れる。残りわずかで胴回し回転蹴りで時間稼ぎ。上になったモラレスがパウンドを入れるがタイムアップ。

三者フルマークでチカゼ勝利。

UFC on ESPN+37:第2試合・トレイシー・コルテス vs. ステファニー・エッガー

女子バンタム級

昨年のコンテンダーシリーズで勝利し、11月にUFCデビューしたコルテス。スタンドでは劣勢だったが、組んでバックに回り、テイクダウンすると固めてコツコツパンチを入れて判定勝ち。UFCデビューを目指していた兄を追いかけてMMAを始めたが、兄はガンで亡くなり、左の二の腕に兄の似顔絵のタトゥーを入れている。

ベア・マレッキが出場予定だったが、今月初めに欠場。代役としてUFCデビューを決めたのは元RIZINファイターのステファニー・エッガー。柔道がバックボーンで国際大会でスイス代表として活躍していた。MMA3勝1敗の戦績で昨年7月のRIZIN.17に参戦し、KINGレイナと対戦。テイクダウンすると亀になったKINGにチョーク・パウンドで攻めて完勝。その後はRIZINに呼ばれず、先月地元スイスのイベントでチョークで勝利している。昨年のADCCでは一回戦で優勝したギャビ・ガルシアと対戦しポイント差負け。

右を打ち込んだエッガー。コルテス組み付いてテイクダウンを狙ったがエッガー引き剥がした。エッガーのローにパンチを合わせて倒したが、エッガーすぐに立つ。コルテス胴タックルで倒した。腕十字の仕掛けから足をすくってスイープを狙ったエッガーだが、足が外れてバックを取られる。コルテス四の字バック。エッガーが反転して上になるが、コルテスは下になる前に立った。残り30秒。ケージに押し込むエッガー。コルテスが入れ替えるがエッガーが投げを狙う。こらえるコルテスからバックマウントを狙ったが前に落ちた。ホーン。

1Rコルテス。

2R。エッガーがパンチで飛び込んだところでコルテスが胴タックルでテイクダウン。ハーフから潜ろうとするエッガーにパウンド。コルテス足をすくって足関を狙ったが防がれてパウンドをもらう。コルテスパウンド。しかしエッガー下から蹴り上げ。ぐらついたコルテスから強引にバックを狙ったが、正対して下に落としたコルテス。再びエッガーのガードに。腕十字を狙うエッガーだが、サバかれて亀に。コルテスまたバックに回った。逃げられないエッガー。ホーン。

2Rコルテス。

3R。エッガーすぐにタックルへ。テイクダウン。コルテスケージで立ったがなおもテイクダウンを狙う。オーバーフックから投げを狙ったがコルテスこらえる。シングルレッグからダブルレッグに入るエッガーだが倒せず。雑に投げを狙ったエッガー。スッポ抜けて亀になってしまう。コルテスバックを取った。立ったエッガーが巻き込んで投げたが、コルテスがなおもバックを取っている。エッガー立ったがコルテステイクダウン。バックからパウンドを打ち込みバックマウントに。前に落とそうとするエッガーだが落ちない。タイムアップ。

三者フルマークでコルテス勝利。

テイクダウンで上回って終始優勢だった。

UFC on ESPN+37:第1試合・ブルーノ・シウバ vs. タギル・ウランベコフ

フライ級。

シウバはUFC初戦はバンタム級でカリッド・タハに肩固めで一本負け。今年3月の2戦目は本来のフライ級に戻したが、UFCデビュー戦のダヴィッド・ドヴォルザークに打撃で劣勢の展開が続き判定負けで連敗中。ヘンリー・セフードの元スパーリングパートナー。

初参戦となるロシアのウランベコフは昨日30歳の誕生日を迎えたところ。MMA12勝1敗。ロシアのFIght Night Globalでフライ級王座を獲得。現UFCファイターのジャルガス・ジュマグロフに敗れて王座から陥落すると、同じくロシアのGFC(ゴリラ・ファイティング・チャンピオンシップ)に参戦し、そこでもフライ級王座を獲得している。

長身のウランベコフ。遠い間合いで打撃を入れていく。ロー、ジャブ。シウバ飛び込んでパンチを入れる。シウバカーフキックを入れるがウランベコフのワンツーがヒット。シウバのバックブローがヒット。ウランベコフが間合いを詰める。両者のタックルがかぶって上になったのはシウバ。しかしすぐ立ったウランベコフ。四つからテイクダウン。シウバも立った。離れる。ワンツーからカーフキック。ちょっと足が流れたウランベコフ。ウランベコフのバックブローをかわしてパンチを入れたウランベコフ。アンクルピックに行くが倒せず。ホーン。

僅差のラウンドで打撃のヒットは全くの五分。効果的な打撃という意味ではシウバのカーフキックがあったが、ジャッジがどう評価するかはわからない。

2R。距離を取りパンチを入れていくウランベコフ。シウバのカーフキックにパンチを合わせる。四つに組んだウランベコフ。投げてテイクダウン。ハーフ。ケージまで移動して立つシウバだが、ウランベコフはサバ折りテイクダウン。シウバ立つがスタンドでバックに回るウランベコフ。雑にバックマウントを狙ったウランベコフだが、前に落ちてしまう。下になるが即もぐって立った。ウランベコフケージに押し込むと尻クラッチしてテイクダウン。ケージで立つシウバ。離れた。残り30秒。打撃で出るシウバ。シングルレッグ。テイクダウン。すぐ立ったウランベコフ。ホーン。

2Rウランベコフ。

3R。シウバ踏み込んでワンツーがヒット。ウランベコフタックル。切られた。またタックル。がぶったシウバ。足をかけて倒した。すぐ立ったウランベコフだが、シウバ四つから投げてまたテイクダウン。また立ったウランベコフだが疲れが見える。四つに組み付いたウランベコフ。シウバが雑に投げを狙ったところでスタンドでバックを取られる。ウランベコフタックルで倒した。立ったシウバがスクランブルで上に。がぶりの体勢。ウランベコフ立った。シウバタックル。倒せず。残り20秒で離れた。両者パンチのラッシュ。ヒットしているのはシウバか。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でウランベコフ勝利。

1Rの差だったが、ジャッジ1人は3Rもウランベコフに入れた。しかしUFC0勝2敗の相手にかなり苦戦。

Bellator248:メインイベント・マイケル・ペイジ vs. ロス・ヒューストン

175ポンド契約。

ペイジは昨年末の日本でのアニマル安西戦以来の試合。昨年ダグラス・リマにKO負けしMMA初黒星を喫してからは3連続KO勝ちだが、相手のランクはBellatorトップクラスではない。

今回の相手ヒューストンもケージウォーリァーズのウェルター級王者で8勝0敗1NCと戦績はいいが、ローカルでの試合経験しかない。

いつもの半身でノーガードに構えるペイジ。ヒューストン出られずケージを背負う。パンチで突っ込んだペイジだが、ヒューストンも一発返す。ペイジが飛び込むフェイントを見せる。飛び込んで打撃を入れたがヒューストンのパンチが入りちょっとバランスを崩した。ペイジが出たところで足をキャッチしたヒューストン。テイクダウンしサイドへ。ペイジは下からバギーチョーク。しかし外れた。マウントを狙うヒューストンだが足で阻んでいるペイジ。残り1分。マウントに移行しようとしたがハーフになる。上になっても押さえ込んでいるだけのヒューストン。ペイジも下から抱えるだけ。ゴング。

1Rヒューストン。

2R。普通に構えて出るペイジ。右がヒット。飛び込むフェイントを見せつつボディストレート。ケージ際まで下がるヒューストン。アッパーを打ち込んだペイジだがヒューストンは打ってこいと挑発。ペイジのパンチをかわしてタックルに入ったヒューストンだがペイジ受け止める。四つからテイクダウンを狙うヒューストン。投げて逆に倒したペイジ。上からパウンドを落としていく。ヒューストンがタックルに来たところで鉄槌を落とすが後頭部。タイムストップ。スタンドで再開。アッパーのフェイントを見せながら出るペイジ。ヒューストンシングルレッグ。しかしこらえたペイジ。受け止めて四つから押し倒して上に。マウント。ヒューストンケージを蹴ってガードに戻すがペイジがパウンド。サイドへ。腕を掴んでパウンドを防ぐヒューストン。ゴング。

2Rペイジ。

3R。またノーガードで構えるペイジ。ヒューストンは手が出ない。ジャブで出るが下がってかわすペイジ。ケージまで下がらせたペイジだがまた距離を取る。明らかに誘っているペイジだがヒューストン手を出さない。会場はブーイング。ペイジ飛び込むと四つに組んでテイクダウン狙い。入れ替えたヒューストン。押し込み。残り1分。シングルレッグに入るヒューストンだが切られて下にj。立った。四つのままタイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でペイジ勝利。

たまにあるペイジの煮え切らない試合。1Rでテイクダウンから攻められ、グラウンドを警戒したのかもしれないが、相手のレベルを考えたらKOを狙いに行ってほしかった。

試合後のインタビューで観客はフィニッシュを期待していたと言われたペイジは、マットが滑って思うように戦えなかったと弁解した。

Bellator248:セミファイナル・オリバー・エンカンプ vs. エマニュエル・ダワ

ウェルター級。

アレクサンダー・グスタフソンのパンクラスジム・スウェーデン所属のエンカンプも元UFCファイターで、2017年と2018年に2戦して連敗で即リリース。Bellatorにヨーロッパ大会要員として参戦すると現在2連勝中。

地元フランスのダワは35歳でMMA9勝3敗。地元フランスの100%ファイトなどのローカルイベントに出場しているが、メジャーイベントの出場は初めて。

ダワがスタンドでプレスしろーを入れていくがエンカンプの右ハイがヒット。パンチで出て押し込んだダワ。エンカンプがボディロックから投げを狙ったが潰されて下に。ダワパウンド。足を利かせて入らせないエンカンプ。起き上がってタックルに入るとダワはギロチンに抱えて引き込む。が、外され下に。立ったがエンカンプが尻クラッチからすぐテイクダウン。ハーフ。返せないダワ。パスしてマウントに以降したエンカンプ。ダワがタックルに入るとワールド。ダワタップ。

この試合も元UFC勢が勝利。地元で声援は集めたダワだがミスマッチだった。

 

Bellator248:第2試合・ライアン・スコープ vs. アラン・オマー

160ポンド契約。

BAMMAライト級王者のスコープは、昨年2月のBellatorニューキャッスル大会で初参戦し、パトリッキー・フレイレと対戦したがスプリット判定負け。2戦目はピーター・クエリーに2RKO負けで連敗。

オマーは2014年~15年にUFCに参戦していたが2連敗で即リリース。しかしそこから5連勝・4連続KO勝ち中で、勝った相手には元DREAM王者JZカバウカンチもいる。2016年のユーロFCでは高谷裕之に判定勝ち。

パンチで出たオマーがクリンチアッパーを打ち込む。腹に膝を入れると頭を抱えてうずくまるスコープ。パウンド・脇腹への膝を入れられてスコープタップ。

この試合も実力差ありあり。元UFC勢が2連勝。

Bellator248:第1試合・マッズ・バーネル vs. ダルコ・バノビッチ

フェザー級

打撃を入れていくバーネル。バノビッチがタックルに入るが切った。プレスしてケージまで下がらせたバーネルがタックルに。テイクダウン。すぐサイド。パウンド・鉄槌。ガードに戻したバノビッチだがインサイドからのパウンドがヒットする。バノビッチ防戦一方。足をさばいてパスしたバーネル。バックマウントで体を伸ばしてパウンド。打たれ続けるバノビッチを見てレフェリー止めた。

2018年にUFCに参戦し1勝2敗でリリースされたバーネルが、オーストリアFC王者のバノビッチに圧勝。力の差があった。

UFC on ESPN+37:オッズ/予想と展望

マルロン・モラエス 2.15
コーリー・サンドヘイゲン 1.74
エジソン・バルボーザ 1.39
マクワン・アミルカーニ 3.20
ベン・ロズウェル 1.61
マルチン・ティブラ 2.45
マルクス・ペレス 2.40
ドリカス・デュ・プレシ 1.63
トム・アスピナル 1.22
アラン・ボドウ 4.60
ユーセフ・ザラル 1.54
イリア・トプリア 2.60
トム・ブリーズ 1.38
KB・ブラー 3.25
クリス・ドーカス 3.30
ホドリゴ・ナシメント 1.37
インパ・カサンガナイ 1.39
ホアキン・バックリー 3.15
アリ・アルケイシ 2.85
トニー・ケリー 1.44
ギガ・チカゼ 2.15
オマール・モラレス 1.74
トレイシー・コルテス 1.43
ステファニー・エッガー 2.95
ブルーノ・シウバ 4.10
タギル・ウランベコフ 1.27

メインはバンタム級トップランカー対決。ジョゼ・アルドに勝ったにも関わらず、タイトル挑戦をアルドに取られたマルロン・モラエス。当時の王者のセフードに負けたばかりという事情もあるが、セフードが引退しタイトル返上し、王座決定戦が組まれた時も、チャンスを与えられたのはアルド。ランキング1位だし、本来なら王者ピョートル・ヤンへの挑戦は確実かと思われたが、ランキング4位のサンドヘイゲンとの試合を挟むことに。

サンドヘイゲンはキックの世界王者からMMAに転向。UFCでも5連勝していたが、6月の前戦ではランキング2位のアルジャメイン・スターリングと対戦し、序盤でいきなり組み付かれてバックを取られ、チョークで一本負け。力を出すまもなく負けてしまった。

モラエススターリングに1RKO勝ちしている。しかも柔術黒帯を持っていて一本勝ちも多い。が、UFCでの印象的な勝利は打撃でのKO勝ち。その打撃でサンドヘイゲンが上を行くだけに、相性が悪いと見られているのか、モラエスがアンダードッグに。モラエスには気の毒だが、タイトル挑戦が遠のく結果になりそう。

サンドヘイゲン判定勝ち。

直前の欠場は減りつつあるが、相変わらずカード変更は多く、それに伴って普段ならUFC出場が難しいレベルの選手の参戦も増えつつある。

今回は、HEATヘビー級&ライトヘビー級王者のアラン・ボドウが登場。フランス生まれで、かつては日本に在住しマッハ道場に所属していた。HEATでヘビー級のタイトルを獲得、その後ライトヘビー級に落として二階級を制覇したが、防衛戦のオファーを受けずにタイトルを剥奪されている。日本ではHEATの他、GRANDSLAMや巌流島にも出場している。現在はフランシス・ガヌーと同じMMAファクトリー所属。南アフリカのEFCワールドワイドで現UFCファイターのダルチャ・ランギアムブーラと対戦し1RKO負けしたのが唯一の敗戦。

プレリムではRIZINファイターのステファニー・エッガーも出場。昨年7月のRIZIN.17でKINGレイナと対戦し、打撃とテイクダウンで上回り判定で完勝。

ボドウもエッガーも欠場選手の代役でのUFCデビューとなる。

第1試合ではロシアのFight Night Globalのフライ級王者・ウランベコフが登場。UFCでどれだけできるかは未知数だが、UFC0勝2敗のブルーノ・シウバには完勝したいところ。

第1試合開始は11日朝6時から。同日、0時30分からBellator248を見てからだと、かなり睡眠時間が厳しい。速報します。