格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC on FOX2:オッズ/予想と展望

カード及びBodogによるオッズはこちら。

<ライト級ヘビー級/5分5R>
ラシャド・エヴァンズ(米国) 1.48
フィル・デイビス(米国) 2.70

<ミドル級/5分3R>
チェール・ソネン(米国) 1.25
マイケル・ビスピン(英国) 4.00

<ミドル級/5分3R>
デミアン・マイア(ブラジル) 2.20
クリス・ウェイドマン(米国) 1.67

<ライト級/5分3R>
エヴァン・ダナム(米国) 1.25
ニック・レンツ(米国) 4.00

<ヘビー級/5分3R>
ユノラフ・エイネモノルウェー2.20
マイク・ルソー(米国) 1.67

フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国) 1.69
ジョージ・ループ(米国) 2.15

フェザー級/5分3R>
チャールズ・オリヴェイラ(ブラジル) 1.17
エリック・ワイズリー(米国) 5.00

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国) 3.00
シェーン・ローラー(米国) 1.38

<ヘビー級/5分3R>
ジョーイ・ベルトラン(米国) 1.44
レイバー・ジョンソン(米国) 2.75

<ミドル級/5分3R>
クリス・カモージー(米国) 1.59
ダスティン・ジャコビー(米国) 2.40

UFC地上波中継第二弾。前回は1時間枠で試合中継も1試合のみ。秒殺で終わったため、試合映像は1分しか流れなかったが、今回は2時間枠で3試合。
メインはラシャド・エヴァンス vs. フィル・デイビス。勝者がジョン・ジョーンズのタイトルに挑戦することが濃厚と見られている。昨年8月にジョーンズ vs. エヴァンスが予定されていたが、ジョーンズのケガで流れ、代役としてエヴァンスとの試合が組まれたのがデイビスだった。しかしデイビスも負傷で欠場。今回が仕切り直しの一戦となる。
レスリングの実績があるだけでなく、総合への適応力もあり、ジョン・ジョーンズと並んで近い将来UFCでトップを取ると見られていたデイビスだが、ジョーンズが早くも頂点を取ったのに対して、デイビスは未だに「将来のエース候補」に留まっている。ケガで10ヶ月試合間隔が開いているせいもあるが、昨年3月のホジェリオ戦でも、テイクダウンを奪うのに苦労し、わりとグダグダな試合だった。エヴァンス相手ならレスリングでは上回っているかもしれないが、スタンドでの攻防ならエヴァンスに分がある。オッズもエヴァンス優勢。エヴァンスの判定勝ちと予想。
セミはソネン vs. ビスピン。こちらも次期タイトル挑戦者が決まるであろう試合となる。最初はお互い別の対戦相手との試合で、UFCらしからぬ出し惜しみ感があったが、ソネンの相手のムニョスが欠場したことでビッグカードが実現した。しかし、オッズでは意外にもソネンが圧倒。ビスピンは4連勝中だが、相手はタイトル戦線に絡むようなトップ中のトップ選手ではない。それに対し、ソネンの復帰戦となったスタン戦での圧勝っぷりで評価の差が出たか。打撃ではビスピンだが、ソネンの鬼テイクダウンを防ぐのは難しい。ソネンがテイクダウンを奪ってパウンドで削りTKO勝ちと予想。
セミ前でマイアと対戦するウェイドマンは、わずか4戦のキャリアでUFCと契約し、その後も3連勝中のレスリングエリート。勝ち方も圧倒的だが、トップ柔術家との対戦はこれが初めてとなる。マイアが前回同じレスリング系のムニョスに敗れていることもあって、オッズではウェイドマンが上だが、この試合で真価が問われる事になる。もしマイアに勝つようなら、アンデウソン・ソネンに続き、ミドル級タイトルを争う存在になることは間違いない。
前座で注目は今回からフェザー級に落としたチャールズ・オリヴェイラ。ライト級で無敗街道を突っ走っていたオリヴェイラだが、ここ3試合は勝ち星なし。階級を下げても動きが落ちなければ、トップに食い込む可能性は高い。
追記:クリス・ウェイドマンはレスリング時代にフィル・デイビスやライアン・ベイダーを破っているとのこと。
http://www.sherdog.net/forums/f2/interesting-fact-chris-weidman-beat-both-phil-davis-bader-collegiate-wrestling-1979941/
他に、高谷を破ったスワンソン vs. 日沖をスプリット判定まで追い込んだループや、元PRIDEファイター対決のヘビー級戦ルソー vs. エイネモなども注目カード。
前座は29日朝7時より、UFC.tvで無料中継。メインカードは10時から9.99ドルでネットPPVが実施される。当日実況します。

★パンクラス3・11決定カード/WINDY引退試合は石岡沙織戦

▽第2部
ウェルター級キング オブ パンクラス タイトルマッチ 5分3R
佐藤 豪則(Laughter7/王者)
vs
ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会/同級1位/挑戦者)

WINDY智美ラストマッチ ライトフライ級(−52.2kg) アテナルール 5分2R
WINDY智美パンクラスism)
vs
石岡沙織(空手道禅道会 小金井道場)

▼ライト級 5分2R
鳥生将大(とりゅう・まさひろ/パンクラスism)
vs
網 潤太郎(あみ・じゅんたろう/和術慧舟會AKZA)

ウェルター級 5分2R
鈴木槙吾(ALLIANCE/同級6位)
vs
高木健太(PUREBRED川口REDIPS)

▽第1部
▼フライ級 5分2R              
石井俊光(和術慧舟會横浜道場)
vs
早坂優瑠(はやさか・すぐる/CORE)※初参戦

3年間負けなしのストラッサーは、前王者のURAKENをも破り、ついにタイトル挑戦。佐藤は前戦では前半石川英司に押されたが、後半巻き返してドロー防衛に持ち込んだ。防衛戦も3度目で、以前に比べてしぶとさも身について来ている。
引退試合となるWINDYはJEWELSの協力で参戦が実現した石岡沙織と対戦。WINDYは「一番いい時に辞めたい」というだけに、引退試合でもただの記念マッチではない。
ライト級2戦目の鳥生は一昨年のネオブラ王者・アミジュンと対戦。去年は結局勝ち星なし。今年こそはエースの大役を担って欲しい所だが、ランク外のアミジュンに勝ってもランキング入りは難しい。それだけに、なおさら負けていられない試合。