格闘技徒然草

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★谷川P、アビディ&ボンヤスキーへの不満爆発

アビディは本当にずるいヤツ。ボンヤスキーは悪徳銀行員!」  昨夜の試合結果に満足していないのはサップだけではない。谷川プロデューサーも「アビディボンヤスキーは改めてよくないですね。アマチュアじゃないんだから、セフォーたちを見習ってプロとしての潔さを見せてほしい。アビディは本当にずるいヤツですよ。ルールに則って闘って試合には勝ったから、GP出場権を主張したり、ファイトマネーを計算したり。ボンヤスキーは悪徳銀行員ですよ!」と、いつになくキラー発言を連発! それだけ納得のいかない試合が多かったということだが、谷川Pの言うように選手たちにはもっと自覚を持ってほしいものだ。

ここまで言うかなあ。確かに、二人とも絶対に続行不可能だったようには見えなかった。アビディは殴られた後わりと平気な顔をしていたし、ボンヤスキーもパンチ一発で何分もフラフラになるほどのダメージがあったのか疑問だった。あれがワンマッチであれば、二人とも続行したかもしれない。「勝てば決勝戦進出」のオマケがついていただけに、微妙な結果になってしまった。
ドクターが診て、試合続行可能だとみなしたら、戦意喪失で負けにするのがいいのだが、そうは言ってもリング上の診察だけでは判断できないだろう。本人が「できる」と言っていてもダメージから続けられない、というのはわかっても、本人が「できない」と言っていたら、その場ではドクターとして大丈夫だというのは無理。だから、これはどうしようもない。やはり最初から反則の罰則を厳しくして、選手が反則をしないようにするしかない。
しかし、リングで戦ったことがない谷川プロデューサーがこんなことを言うと、選手からは反発もあるのではないか。ボタとサップが決勝に進めず、興行としても後味が悪い結果となった怒りを、被害者の選手にぶつけているようで、あまり気持ちがいいものではない。グレコのケガが治っていないのを知っていながら出しておいて、大会後に「GPに出るレベルじゃない」などと言い放った(じゃあ最初から出すな)のもみっともなかった。
これが極真の故大山倍達が言ったのだったら説得力もあるし、選手も納得せざるを得ないのだが。石井元館長だったら、やっぱりあまり説得力はないかもしれないが、選手は従うかもしれない。