格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★11/30両国大会予想

第1試合 前田良朗vsバレット・ヨシダ
実績から言えばバレット有利は動かない。おそらくバレットが判定か一本で勝つ。が、バレットも総合ではそれほど実力を発揮できていないので、前田が若さと勢いで押し切ることも考えられる。いずれにしても、オープニングアクトとしては最高の盛り上がりを期待できそう。
第2試合 三崎和雄vsジェイク・シールズ
シールズは、来年1月に修斗ミドル級王者決定戦のオファーを受けているそうだ。両団体に上がり続ける意志があれば、初めての修斗パンクラス二冠王が誕生するかもしれない(でも、パンクラスではミドルではなくウェルターで)。団体・イベントを問わずに出られる時代になればいい。でも、その先鞭がシールズというのが意外だ。そんなに引く手あまたのファイターでもないのだが・・・。逆に、シールズだから他に出てもいいやという程度で見てるのだろうか。
三崎とは1階級違うが、たぶん体格差・パワー差はほとんどないだろう。終盤にスタミナ切れしなければ、シールズが押さえ込んでの判定勝ち。
第3試合 ロン・ウォーターマンvsジミー・アンブリッツ
ド迫力・ド大味な試合になりそう。アンブリッツは、新日ではジョシュに打ち負けていいところがなかったが、H2Oマンよりは打撃が出来ると思う。H2Oマンはタックルでテイクダウンし、パウンドか得意の馬鹿力サブミッションを狙うだろう。自分より身体がデカいアンブリッツに対してそれが通用するか?そこが勝負の分かれ目だと思う。予想ではH2Oマンのパウンドで極まると思うが。
第4試合 郷野聡寛vsニルソン・デ・カストロ
郷野は10月の大介戦で拳を負傷してしまい、コンディションがかなり悪いようだ。インタビューでも、いつになく愚痴が多い。大介戦はパーフェクトな勝ち方で、かなりの実力差を感じさせたが、ストライカーのカストロ相手には同じ戦法は使えないだろう。カストロ、そんなに強いとは思わないが、郷野には相性がいいと思う。テイクダウンしてグラウンド勝負したい郷野を、徐々にスタンドで捉えだしてKO勝ち、と予想。
第5試合 國奥麒樹真vs芹澤健市
この中に並ぶと、かなり色あせて見えてしまうカード。無理に三大タイトルマッチにせずに、ディファのメインで組んだ方が良かったのでは。本人達もそう見られていることがわかっているようなので、試合内容で意地を見せて欲しい。特に引退覚悟で臨む芹澤の気迫に期待。試合は、やはり地力に勝る國奥が、全局面で優位に立つと思う。
第6試合 ネイサン・マーコートvsヒカルド・アルメイダ
どっちが勝っても次はライトヘビー挑戦になりそうで、少しタイトルマッチとしての意義が弱い気がする。両者とも実力者だけにちょっともったいない。
マーコートは山宮戦がダメだったから、アルメイダ相手はちょっと辛いのではないだろうか。アルメイダは今年に入ってからの3試合は全部判定なので(相手のレベルを考えたら仕方ないかもしれないが)、久しぶりに一本で勝って、マイクでメインの勝者への挑戦をアピールしてもらいたい。
第7試合 菊田早苗vs近藤有己
前回の攻防はほぼ予想通りだったが、今回は読めない。普通にやれば、前回とあまり変わらない試合になりそう。でも、そうならないように意識しているはず。それがいい方向に出るか、悪い方向に出るか。
菊田の考えはだいたいわかる。今回は前回以上に固く、きっちりと判定で勝ちきるつもりだろう。菊田の極めの力では、一本勝ちはない。とすれば判定勝ちしかない。ある意味観客キラー的な戦法かもしれないが、勝った者が勝ちという当たり前の考えを持っているのが菊田。多少のブーイングなどは意に介さないだろう。むしろ、前回のシノシックのように、一本で勝たなければ評価されない相手ではないので、菊田にとっては気楽なのではないだろうか。
近藤の方は読めない。前回より打撃を多用してくると思うが、菊田はそれをかいくぐるのが上手い。だとすると、逆に組み付いて、グラウンドで上になって殴りにいくのがいいかもしれない。菊田もシウバvs吉田戦を参考に、牽制の打撃を多用してくることも考えられる。打撃で攻める菊田、組み付いてグラウンドに持ち込む近藤といった、両者のイメージとは逆の攻防も見られるかも。
なんの根拠もないが、1Rであっさりと決まってしまう気もする。