格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★タイソンはすでに終わった選手?

勝つのは鉄人か横綱か! プロボクシング元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(37)=米国=のK−1参戦が15日、正式決定し、7月31日(日本時間8月1日)、ついに米国でファイトすることになった。この日、格闘技大会「K−1 Dynamite」の出場契約書に、タイソンが米国で署名した。対戦相手には大相撲で頂点に立った元横綱曙太郎(34)との夢対決が急浮上。

さらに記事はこう続く。

ついに、このときがきた。運命のゴングが聞こえる。曙の壮絶な張り手を、タイソンが鋭くステップ・インし、豪腕フック一閃。鼻血を噴き出した元横綱が渾身の突っ張りで逆襲だ! 身震いするような格闘技の夢対決が、全世界を駆け巡る。

どこまで本気で思っているか知らないが、こんなタイソンvs曙をレ違算する文章の後に、

★ボクシングでは「終わった選手」



 タイソンと個人的に親しく、米国のボクシング事情に詳しい日本の関係者によると、“鉄人”と呼ばれたタイソンも、米国では「ボクシング界では終わった選手」ともいわれ、無名選手とのスパーリングでは打ち込まれ、練習を放棄する惨状という。有力選手に勝てる状態ではなく、かといって弱い選手を選ぶと興行が成り立たない。試合が決まってもキャンセルの危機が常につきまとうムラのある性格もあり、難しい存在になっている。

なんていうぶっちゃけ記事が。「無名選手に打ち込まれ〜」は、たしかにありそうだ。結局、金を稼ぎたいならボクシングをやればいいわけで、K-1に出てくるのは、ボクシングの厳しい試合をやる気がないからということか。ボクシングに対してすらハードトレーニングをする気になれないのに、K-1の練習なんてするとは思えない。
結局、こんな状態のタイソンには、曙やサップのような色物しか当てられない。せっかくタイソンを招聘できても、この扱いでは・・・。
ボクシングでは輝けなくなったタイソンを、K-1で色物選手をKOさせることによって再度輝かそうという考えなのかもしれないが、日本ではともかく、アメリカでそんな茶番が受けるか、非常に疑問。結局2戦くらい色物相手にイージーファイトをして、厳しい相手を当てられたら拒否、K-1離脱なんてことになりそうだ。