第５試合 ライト級２回戦
（K'zファクトリー）佐藤ルミナ ＶＳ エリカス・ぺトライティス（リトアニア/インパルサス）
第４試合 ウェルター級２回戦
（GRABAKA）山崎剛 ＶＳ アンタナス・ジャスビュティス（リトアニア/インパルサス）
またしてもルミナの相手は初物外国人。もういい加減こういうカードはいい。強豪に負けたあとの復帰戦ということを考えたら、とりあえずスッキリ勝って再出発的なカードはありかもしれないが、ルミナの場合はそういう試合が多すぎる。
初物でも、決して金魚ではなく、ルミナに負けた後活躍するようになった選手も多い。試合順は妥当だし、対日本人は本人が避けているんだとすれば、ランキングもその影響からちゃんと下がっているし、別にルミナが特別扱いされているわけではないかもしれない。さらにルミナほどのネームバリューがあれば、DEEPやZSTでメインクラスの扱いを受けられるだろうし、修斗の前半戦に出るよりよっぽど美味しいはず。そういった諸条件を考慮してなお、このカードにはNOと言いたくなる。
ルミナがこんなに長くやっているのに、未だに相対評価が定まっていないからだ。同階級のトイカツ、石川、井上、風田、アベアニらと比較して、どのあたりのポジションなのか、上だとしたらどれくらい上なのか、下だとしたらどれくらい下なのかがはっきりしない。ライト級に転向したばかり（とはいえもう1年近くなるが）ということもあるが、ならばこそ順位をはっきりさせる必要があるのではないか。実力を測定することが格闘技の面白さのひとつなのだし。
唯一、リトアニアで所に負け、ZSTで今成に負けているということから、間接的な比較になるかもしれないが、ルミナがあっさり勝ってしまったらそれもできない。このまま環太平洋王座決定トーナメントにも出ないんだろうか。
同時発表のカードでGRABAKA山崎もリトアニア勢との対戦。しかも去年所に勝っている選手との試合で、何気にこっちの方が美味しかったりする。
