格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★石井大輔とは

バウトレビュー掲示板(http://www.boutreview.com/cgi-bin/hyperbbs/hyperbbs.cgi?mode=view;Code=12)に降臨した石井大輔。そこで、バウレビの記事に「パンクラスを退団して遊んでいた」というようなことを書かれていたのに立腹し、反論。「遊んでいたのは、2003年以前です」
石井と言えば、あの郷野ですら「石井君とは戦いたくない。彼のことだけは呼び捨てに出来ない」と言っていたほどの実力者。まあ、遊び方面の実力なのだが(郷野が戦いたくないと言ったのは、石井が合コンをセッティングしてくれるから)。
元々、アイスホッケーでアメリカに行っていた時にUFCを見て「UFCで戦うためにパンクラスに入った」という男。当時のパンクラスは「掌底・ロープエスケープあり」で、UFCとは一線を画していたので、その中では石井の存在は異色だった。入門してわずか半年(つまり、格闘技歴半年)でプロデビュー。それも、大会の一週間前に突然欠場した國奥麒樹真の代打であった。そこで強豪外国人のジャスティン・マッコーリーと引き分け、将来の大器と期待される。その後、2年間で19戦を戦い、一本負けは近藤との1戦のみと、日本人離れした頑強さをフルに発揮。もっとも一本勝ちもゼロであったのだが、念願のグローブ制にルールが変わった途端、矢野倍達を1R6秒、パンチでKOしてしまう。これは現在もパンクラス最短決着記録である。以後、石井は水を得た魚のように勝ち星を重ね、3年で9勝4敗1分の成績を残す。
しかし、ハードな戦いの中で、さしもの石井の頑強な肉体にもダメージが蓄積していた。2002年9月、のちにアブダビ王者となったディーン・リスターとの対戦が予定されていたが、当日の検診で頭部のダメージからの発熱が発覚。結局復帰することなく、医者から1年間の静養を命じられ、パンクラスを退団した。
その後、石井はアメリカのコロラド・スターズでトレーニングをすると発表されたのだが、その詳細は日本までは伝わってこず、なぜか六本木にいるところを目撃されるなど、石井の海外修行はますます謎に包まれてきた。
しかし、本人の語るところによると、頭の負傷は引退覚悟したほどなので、頭を治す最善の努力と何が自分に一番大切なのか考えたりバイトをしていたとのこと。マイナーリーグから勝ち上がって、念願のUFC出場を果たせるように頑張って欲しい。
(追記)石井のトレーニングメニュー
http://www.boutreview.com/data/news/040521wec10.html