格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★近藤の相手選びが難航

 6月22日(火)、パンクラス後楽園大会に出場が決まっている現ライトヘビー級王者・近藤有己パンクラスism)の対戦相手だが、1日、若翔洋入団記者会見に出席した尾崎社長は「何人か候補はいるんだけどね…難しいです」と表情を曇らせた。

PRIDE−GPのカードは案の定不評。いわば「ミルコがKO!?」と同じで、やる前に結果を言われたようなカードだからだろう。何より主催者が「小川とノゲイラは決勝大会で」なんてぶっちゃけてるし。だったらもうシルバとヒーリングは棄権させて、6月に準決勝として小川vsノゲイラを組めばいいじゃないかと思う。
近藤の相手も同じで、最初から「強豪で、しかもダメージなく勝てそうな相手」という矛盾した条件だった(さらにはパンクラスの交渉ルートで呼べてギャラも高くないという制約までつく)。どうしても妥協するなら「強豪」という条件の方を捨てなければならないだろう。結果、多分まったくの無名で実力も未知数な選手になると思う。でもそういう相手でも、思わぬダメージを負ってしまう可能性があるのが格闘技なわけで。見る側としては一番心配するのがこのパターンだ。しかも勝ってもなんのリターンもないし。
ここで本当に見たい選手を連れてこられるようなら、パンクラスのマッチメークセンスや交渉力も評価できるのだが。過去の例から見ると相当に厳しいと言わざるを得ない。