格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★武士道に最後通告

「変化の兆しが見られなければシリーズ打ち切りもある」――7.19「PRIDE 武士道 其の四」(名古屋レインボーホール)のカード発表を行ったDSE榊原社長が1日、観客動員、内容ともに不振が続く同シリーズに最後通告。選手に奮起をうながした。

「これだけのメンバーがそろいながら名古屋大会のチケットの売れ行きはよくない。過去3回の評価が券売に影響している」。出場選手を前に高田PRIDE統括本部長が厳しい面持ちで口火を切った。さらに「選手をジャッジするのはファン。それを肝に銘じて観る人がシビれるような試合をしてほしい。今回がターニングポイント。武士道はやっぱりダメか、それともはじけるか」と選手に覚悟を迫った。

たしかに過去3回の武士道はいずれも失敗。しかし、原因は選手ではなく、マッチメークと大会運営にあるのでは。最初からどう考えても盛り上がると思えないカード、多すぎる試合数。ショーン・シャークや高瀬の試合が大会場を沸かせるものになると思っていたのだとしたら、見通しが甘いと言わざるを得ない。
今回にしても、小路vsフィリォなんて盛り上がらないだろう。DSEや佐伯さんは、選手に頑張ってそういう予想を覆して欲しいと思っているのかもしれないが、選手を活かすマッチメークだとは言えない。スエロフvsリスターだって、地方で受けるかどうか。後楽園でやれば間違いなく沸くカードだとは思うが。