ＰＲＩＤＥ「男祭り２００４」へ出場が内定している五味隆典の相手にジェンス・パルヴァーが最有力候補に浮上していることが２７日、明らかになった。パルヴァーはＵＦＣ初代ライト級王者で実績は十分。当初、１２・１４修斗での高谷戦が予定されていたが、これを回避し、男祭りに参戦とみられる。五味は武士道のエースで、現在４戦４勝。４試合とも１回で相手を仕留めている成長株。“火の玉ボーイ”五味が世界に挑むことになりそうだ。
修斗で発表されていた高谷戦が「最終的に契約に至らなかった」とのお粗末な理由でキャンセルとなったが、やはりそこにはDSEのぶっこ抜きが。修斗も正式契約前とはいえ、契約に至る自信があったからこそカードを発表したのだと思うが、DSEでは相手が悪かったか。
パルバーはUFCではライト級（約70kg）の王者になったものの、その後ラドウィック、ドークセンと連敗し、一つ下の階級（65kg）に転向。今年3月に修斗参戦した際には、すでに終わった選手との見方すらあったが、実力者の植松・パーリングからインパクトあるKO勝利を奪い、再びトップグループに復帰してきた。しかし、それはもちろん65kg級での話であり、五味戦は最低でも70kg、最近増量しているためことによったら73kgくらいでの契約になる可能性もある。それでパルバーの実力・魅力が出し切れるかどうかは微妙なところだ。
どうせ修斗を離脱するなら、むしろK-1と契約して、KIDとの対戦が見たかった（もちろん大晦日には無理だが）。
