その昔、桜庭がパンクラスの選手で注目しているのは？と聞かれた時「伊藤選手。自分に似ているものを感じる」と答えていたが、その意味がようやくわかった気がする。試合後にマイクを持ち、ファンからの「引退するなー」との声に「するかボケェ」と答える桜庭劇場に期待・・・できるわけない。桜庭も伊藤なみに動向を笑って楽しむしかないのか。しかし、伊藤と違って桜庭の場合、93kg級トップ選手であるシウバの貴重な試合の機会を奪っているので笑えない。
前回の、年間最高試合との呼び声も高いランペイジ戦を見た後は、「これからミドル級トップ選手との試合がどんどん組まれれば、こういう試合がたくさん見られる」と思ったのだが、その直後にこんな事態が待っているとは。
おそらく、コンディション的に万全でないシウバの出場をしぶっているシュートボクセ側が、美味しい相手なら出ると言って、DSEがフジテレビからOKが出る相手としてノミネートしたのが桜庭だったんだろう。しかし、仮に本人の希望じゃなかったとしても、このカードを拒否しなかったのは批判されても仕方がない。
状況を見ると、本人もある程度の勝算を持って受けたのだとしか思えないのだが、あまりにも自分の実力を過信しすぎでは。準備もなしに風船で太平洋を渡ろうとするくらい無謀だと思う。でなければ自殺願望があるか、どちらか。大晦日の風船おじさんの挑戦の時には、できればチャンネルを変えてドラえもんでも見ていたい。♪空を自由に、飛びたいな〜・・・
これは楽しみなカード。近藤のPRIDEでのカードでもっとも実現を望んでいたのがこれ。絶対にかみ合うと思う。しかし、シウバ戦でパンチのレベルの差を見せつけられた近藤では、シウバに序盤打ち勝っていたダンヘンは非常に厳しい戦いになると思う。シウバと比べて一発の重さがないのが救いか。
このカード、榊原社長は「来春開催予定のミドル級ＧＰに向けた査定試合」なんて言っているけど、一方で桜庭戦を拒否した田村に対してはミドル級ＧＰ出場をオファーすると明言。今年1戦もしてない（去年だって1勝1敗でしかも1勝は総合素人のロニー・セフォー）田村が当確で、近藤や中村に査定が必要とはどういうことか？まあ、どっちにしても田村はGPに出てこないと予想するが。
五味隆典vsジェンズ・パルバー
このカードについては前に書いているが、やはり階級のことがあるのでどうしても乗り切れない。気になるのは、パルバーがもう修斗からグッバイなのかどうか。パルバーが一番活躍できる場は修斗だと思うのだが。
