格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PRIDEミドル級GP2回戦組み合わせ決定

桜庭和志vsヒカルド・アローナ
中村和裕vsヴァンダレイ・シウバ
マウリシオ・ショーグンvsアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
イゴール・ボブチャンチンvsアリスター・オーフレイム

一番の要望として、シウバと強豪の対戦が見たかったのだが、やはり果たされず。去年のヘビー級GPと同様、2回戦は決勝に進むメンバーのことも考えてマッチメークしなければならないので、極上のカードを期待するのはやはり難しかった。
一番の注目カードは桜庭vsアローナ。と言っても桜庭が等身大の実力をさらすといったやや意地悪な見方なのだが。普通に考えたらアローナが勝つ姿しか思い浮かばず。打撃・グラウンド・テイクダウン・スタミナとどれをとっても桜庭が確実に上と言えるものはなく、そしてコンディションでは相当劣っている。DSEは何を考えてこのカードを組んだのだろう。シウバ戦を組めないなら、「派手に玉砕してもらう相手」としてはショーグンが、「少しでも勝つ可能性が高い相手」としてならアリスターがそれぞれ適任ではないだろうか。桜庭がアローナに勝てると思っているなら、このカードはとっくの昔に実現しているだろうし。ここらで地味なアローナにもブレイクしてもらおうということなのか?まさかアローナ得意のドタキャンに期待しているわけではないだろうが・・・。
シウバvs中村は心底どうでもいいカード。このカードだったら別にGPじゃなくてもいつでも組めるだろう。「吉田の敵討ち」としてテレビ的な煽りで必要だったのだろうが。せめて善戦はしてもらわないと、非常に寒いことになりそう。
ショーグンvsノゲイラは今回で一番楽しみなカード。ともにPRIDE無敗。相性から言っても勢いから言ってもショーグンの勝ちは動かないと思う。
そしてボブvsアリスターは、ボブに確実に勝ち進んでもらって決勝大会でのシウバ戦実現を確実なものにするためのカードと見た。アリスターには申し訳ないが、ここでの番狂わせは勘弁して欲しい。
統轄本部長は「カズとサクが激しく派手に勝ち上がって8月のリングに立っているかどうか?」が見所というが、二人とも勝ち上がる可能性は限りなくゼロに近い。DSEとしても、決勝進出のメンバーはシウバ、アローナ、ショーグン、ボブを想定しているのでは。この4人ならどう組んでも面白くなりそうだが、地上波の視聴率的にはどうなんだろう。GPを脇役にして、ミルコvsヒョードルなどのワンマッチをメインディッシュとしたイベントにするのだろうか。シウバvsショーグンの同門決勝になりそうな可能性が高いのも気になる。