格闘技徒然草

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★マッハ、修斗参戦発表

修斗第4代ミドル級王者・桜井“マッハ”速人が、プロ修斗8.20横浜文化体育館大会に出場することが決まった。対戦相手は未定。マッハの修斗公式戦出場は、02年12月のジェイク・シールズ戦以来2年8ヶ月ぶり。

(中略)

 マッハの修斗復帰にあたり、PRIDEを主催するDSE(ドリームステージエンターテイメント)は会見でメッセージを発表。「昨今、選手を引き抜いた、引き抜かれたといった話題が注視されがちですが、こうして修斗さんと前向きな話ができ、そしてカードが実現したことはまさしく望外の喜びです」「今回の桜井“マッハ”速人選手の参戦を嚆矢(こうし)として、今後もより積極的な交流を進めて参ります」「我々は修斗さんとタッグを組むことで、より多くの選手が活躍できる場所を提供して行きたいと思います。また同時に、現在『PRIDE武士道』のリングを主戦場とする修斗出身の選手が、再び修斗のリングに戻って闘える機会も作っていきたいと思います」等と記されている。会見告知のプレスリリースも、DSEの様式のものがDSEから発信され、両組織の接近を強く印象づけた。

今まで噂しか聞こえてこなかった修斗DSEの友好関係がついに表に出てきた。川尻参戦の時、DSEが「PRIDEが修斗に(競技として)認められた」というようなコメントを出していたが、修斗サイドはそれを黙認。以前、修斗のプロモーターであるエクストリーム・スポーツ・プロダクションのT・J・トンプソンが、修斗に無断でリングスのジャッジを行った時、修斗は即座にトンプソンのプロモーター・ライセンスを停止処分。「(トンプソンがリングスのジャッジをつとめた件を持って)修斗がリングスを認めたとみなす向きもあるがそんなことはない」といような、やや余計な一言まで出していた修斗コミッションが、いつの間に丸くなったのか?DSEとの関係はコミッションや修斗協会は無関係で、プロモーターの坂本氏が動く形になるため「修斗のルールが歪むことは無い」というが。
まあ、PRIDEに参戦した選手が修斗に戻るのはマッハが初めてではないし、競技的には特に問題はないだろう。しかし、川尻の防衛戦のことはどうか。このまま川尻が武士道GPに参戦し決勝まで勝ち進むと、防衛期限である年内にタイトル防衛戦を行うのは非常に難しくなる。どういう解決方法をとるのか気になるところ。
肝心のマッハ参戦についてだが、修斗から離れている間に、長南戦で日本人選手に初の敗戦、クラウスレイ戦では初のタップ負けと、正直落ち目になっている感じはぬぐえない。武士道四天王には入っているものの、武士道GP出場への確固たる実績もマッハにはまだないし。単に参戦すると言うだけでは物足りないところ。そして修斗でしか実現しないカードでなければ意味がない。一番はやはりミドル級王者の菊地戦となるか。マッハはそれも視野に入れていると言うが、この一戦は修斗にもマッハにもリスクが大きすぎる。それだけに非常に見たいのだが、実現は難しいだろう。できれば日本人との対決が見たい。7/30に岩瀬vs青木が行われるため、相手がいるか微妙だが・・・。