格闘技徒然草

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★第5試合 田村潔司vs瀧本誠

瀧本のセコンドには吉田。瀧本87.7kg、田村85.6kg。
田村がローを入れていく。瀧本はなすすべなく受けるのみ。たまにパンチで突っ込むが当たらない。テイクダウンは都合3度。1度目はローをキャッチして、2度目は組んで四つから投げて、3度目は前蹴りをキャッチして。しかし、いずれも直後に田村が立ち上がる。中盤、ローがかなり効き始める。しかし田村もだんだん手数が少なくなり、見合ってるだけの状態が多くなる。1R終了。
2Rも同じく遠間で見合い、ローやパンチを入れ合う。一度、田村のパンチが顔面に入り、瀧本がふらつく場面もあったが、田村は追い打ちに行かず。瀧本がパンチラッシュで突っ込む場面もあるが、クリーンヒットはなし。グラウンドを狙う場面もなく、1R以上に静かな展開。
3R、作戦を変えたかいきなり組み付いていく瀧本だが、テイクダウンは奪えず。また同じ展開に。中盤、瀧本が子供みたいに闇雲なパンチ乱打で前に出る。田村は下がる。組み付いた瀧本、投げてテイクダウン。田村のガード。袖車を狙う瀧本だが、田村はディフェンス。瀧本はパウンド。田村鼻血。そのまま決定的ダメージのないままゴング。
判定3−0で田村。ちょっと手数はなかったが、ローのダメージがかなりあったし、妥当。
田村マイク。吉田にUファイルと吉田道場の対抗戦をやろうと言ったので、大将戦で吉田さんお願いします、とのこと。観客はほとんど無反応。Uファイルと吉田道場の対抗戦って、どこでやる気だ?ドサクサに紛れて上山とか中村大介レベルの選手をPRIDEで使わせようと言っているのか。
田村は後半手数が少なすぎ。内容は一方的だったが。総合2戦目の相手に対し、右拳の怪我を差し引いてもちょっと慎重すぎた気がする。瀧本は作戦考えてきたのか?吉田道場の関係者でもどんな練習をしているか良くわからないらしいが、戦闘竜戦から全く変わったように見えなかった。これで勝てると思っているなら、相変わらず総合格闘技を舐めているとしか思えない。増量した体重は田村より重かったが、体格では小さく、これで今後ミドル級の外国人とやっていくのはまず無理。どこへ行くのだろうか。