菊田が対戦を熱望したことによって決定したとのこと。たしかにかつては戦いたい相手として近藤の名前を挙げてはいたが、最近UPPERのインタビューでは「近藤選手も最近調子が落ちてる。今戦っても盛り上がらない」ということを理由に、お互いもっと名前を挙げてから戦いたいと言っていたはず。菊田自身はまったく名前を挙げないまま、前言を撤回して再戦に名乗りを上げたのは、意地悪な見方をすればビッグイベントでの美味しい試合が組まれなかったせいじゃないかとも思うが。いずれにしても負けたら完全に両者の格付けは終了し、菊田は90kg級日本人トップ戦線からは大きくはずれることになる。「菊田早苗負けたら引退スペシャル」的な試合（まあ負けても即引退はないだろうが）。
また、この決定で近藤の武士道GP参戦はなくなったわけが、今の武士道ウェルター級に近藤が出て優勝してもさして名を挙げるわけでもなく、パンクラス自体が離脱者が相次いで苦しい状況にあることを考えても、パンクラス本戦出場を選択するのは当然だろう。そもそも武士道の日程が発表になるかなり以前に近藤の１０／２タイトルマッチ出場は決まっていたのだから、参戦を希望するなら話し合いでスケジュールの調整をするなどの努力をすべきではなかったか。まあそこまでして近藤に出てもらいたいと思っていないだけかもしれないが。
