２年９ヶ月振りに修斗のリングに復活する桜井“マッハ”速人の対戦相手が青木真也に決定した。マッハの対戦相手に関しては、最後の出場となった０２年１２月１４日のＮＫ大会で敗戦しているジェイク・シールズを始め多数の選手との交渉がおこなわれたが、体重などの条件面での折りあわなかった為、青木に白羽の矢が立った。
この試合は75kg契約とのこと。マッハサイドができるだけ軽いウェイトでの試合を望んでいたと思われる。しかし気が付けば試合まで２週間を切っている。これだけリスクがあるカードがこれだけ直前に決まるのは珍しい。特にマッハにとってはリスクしかないようなものなのに。
青木は中尾に負けたのはまだデビュー２戦目のこと。その後、修斗デビュー戦でキース・ウィスニウスキーの腕を破壊して勝ってはいるが、この選手はジョン・レンケンに負けたりしていて、その後も世界ランカーレベルの選手とは対戦しないままランク外に落ちているので、いまひとつ実力がつかめない。前回の岩瀬戦が青木の真価が問われる試合だったが、序盤のアクシデントで終わってしまった。
対するマッハも、前回ひさびさに75kgまで落とし、「73kgなら誰にも負けない」と豪語していたが、微妙な実力の相手のスタミナ切れに助けられての勝利。マッハもまた今回が真価が問われる一戦となる。
青木はもしマッハに完勝したら武士道GPに出ても面白そう。73kgまで落とせるかが問題だが。
