格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★格闘技GW視聴率戦争

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20060508-00000025-spnavi-spo.html

ゴールデンウィーク(GW)の主役は亀田兄弟! 格闘技興行ラッシュとなった今年のGW。各局のテレビ視聴率が8日発表され、5日にTBS系列で放映された「亀田興毅 世界前哨戦最終章」が瞬間最高視聴率40.8%をたたき出したことが明らかになった。

 興毅の平均視聴率は33.0%。中でも、興毅が対戦相手のカルロス・ファハルドをTKOした場面で瞬間最高視聴率を記録した。
 また次男・大毅も健闘。兄には及ばなかったものの、平均23.0%、瞬間最高で32.6%の数字だった。

 3日、人気格闘家・山本“KID”徳郁が登場した「HERO’S 2006」(TBS系列)の視聴率は平均が14.5%、瞬間最高が20.5%。5日、フジテレビ系列で放送された「PRIDE無差別級グランプリ2006 開幕戦」は平均17.6%、最高が22.9%だった。

HERO'Sは曙を出すという禁じ手まで使ってこれがいっぱいいっぱいか。KIDの試合が短時間決着だったというマイナス要因があるとしても。まったく駄目という数字ではないが。PRIDEはカード発表が遅れ事前に煽れるカードが吉田vs西島しかない状況では健闘した方だろう。しかしこれまた週刊現代あたりで「ドル箱」と言われるほどの高視聴率ではない。視聴率は裏番組や放送時間帯によっても変わってくるので一概には言えないが、そろそろ格闘技ファン以外の一般視聴者は格闘技に飽きてきているのでは?武士道のゴールデンタイム進出が決まれば、さらにそれは加速しそう。一方ではコアなファンも増えてきてはいると思うが・・・。弱いところが淘汰されるのではなく、小さなパイを取り合ったあげくに全員が餓死、なんてことにならないことを祈りたい。
そして後から来た亀田が一気にごぼう抜き。しかし、中継を見たら酷い内容だった。もはやスポーツ中継ではなくバラエティだ(亀田兄の試合単体で見たら、相手はIBFの5位だし、曙vsフライとか吉田vs西島よりはレベルが上かもしれないが)。K-1やPRIDEでも「何これ」みたいなものがあったりもするが、亀田の中継を見た後だと遙かにマシ。
しかしそのバラエティがこれこそ高視聴率という数字をマーク。もはや社会現象か。これは、本当に今年の大晦日「亀田祭り」があるかもしれない。来年の大晦日ではもうどうなっているかわからないし、やるとしたらむしろ今年がベストのタイミングだろう。サップを見ても、凋落するのは意外に早い。亀田興毅も王者になったら今までのように弱い相手を連れてきて快勝というわけにはいかないし、勝っても苦戦して判定試合が増え人気が落ちるかもしれない。大晦日なら、他のイベントの代表が言うように「お祭りだから勝負論に徹したカードは望まれていない」ってことで咬ませ犬を連れてきてもいいし(いつもそうだという説もあるが)。
今年いきなり単独で大晦日というのは無理でも、Dynamiteと二本立てというのはありうる。ボクシング協会はK-1や総合を敵視しているので、Dynamiteのリングでボクシングの試合はやれないだろうが、2元中継にすれば可能だろう。あ、でも次男の大毅はDynamite参戦があるかもしれない・・・去年の永ちゃんのようにリングで歌うだけなら。亀田祭りがなかったとしても、TBSは会場にプレゼンターとかで亀田兄弟を連れてきて、テロップで「この後亀田登場!」とかやりそう。