格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PRIDEファイターそれぞれの去就

NHBニュースより。
吉田がUFCライトヘビー級に殴り込み
http://www.nikkansports.com/battle/p-bt-tp0-20070411-182872.html

吉田秀彦(37)がUFCライトヘビー級(93キロ以下)戦線に殴り込みをかける。今夏、世界最大の総合格闘技団体であるUFCに初参戦、最も選手層が厚く人気の高い階級に、日本のエースとして挑戦することが10日、分かった。

よくよく記事を読んでみると、吉田は「金網(UFC)を視野に入れながら準備していく」としか言ってない。小川戦が噂になった時、「小川戦?オファーが来たら考える」と言ったのを「吉田、小川戦に前向き」と“翻訳”されたのと同じ、記者の飛ばし臭い。
まず吉田は出ないだろう。道衣禁止以前の問題で、実力的にトップ勢には歯が立たない。PRIDEルートでコネはあるから、多少下駄を履かせてもらっていきなりトップクラスと対戦、くらいの扱いはあるかもしれないが、それでも日本(の一般マスコミ)的には勝って当然で、「トップ相手だから仕方ない」という言い訳が通用しない。かと言ってPRIDEでやったみたいに、総合デビュー戦のハント、ロートルアボット、西島みたいな咬ませ犬と当ててもらえるほどのVIP待遇はされないだろう(そもそもアメリカじゃありえない)。吉田の知名度があるのは日本だけで、アメリカでは吉田が川上麻衣子と噂になったことなんて誰も知らない。
もちろん下から(LYOTOあたり)地道に勝ち上がっていくなんて選択を取るはずもない。新生PRIDEでどれだけ政治力が使えるかは分からないが、日本でぬくぬくやっていった方がいいだろう。UFCは中村だったらトップは無理でもレギュラークラスの実力は十分あるし、日本で見られなくてもあまり影響ないし、出たらいいんじゃないだろうか。
バーネットが猪木新団体参戦に興味
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/wrestling/20070411-00000003-spnavi_ot-fight.html

アントニオ猪木社長(64)は10日、ジョシュ・バーネットがIGF参戦に興味を示していることを明かした。

嘘つけ。次。
ヒョードルPRIDE離脱か!?
http://www.gambling911.com/MMA-Fedor-Emelianenko-Bodog-040807.html

MMA News: Fedor Emelianenko to Continue Fighting for Bodog

これはどうだかわからない。現時点で眉唾物の情報ではあるが、ヒョードルbodogに出ることだって、最初はみんな信じていなかったはず。
しかし仮にヒョードルbodogと長期契約を結んだとしても、bodogが1年後に存在しているかどうか。現時点で多額の資金はあるんだろうけど、それが回収できるようには思えない。親会社のバブルもすでにはじけ気味。
一方、ミルコに続いてノゲイラにも去られたPRIDEにとっては、法外なギャラを払ってまでヒョードルを引き留める必要はないだろう。今のPRIDEでヒョードル戦が見たいのはジョシュだけ。それも未対決だからというのが大きい。bodogに取られるよりはUFCに取ってもらって、見返りにライト級ファイターをもらったほうがいいだろう。
しかしUFCだってbodogに負けず劣らずバブリーだが。1年前の時点で、UFCの売り上げがボクシングを超えるなんて想像もしていなかった。これから先の1年間は、それ以上のスピードで変動していってもおかしくない。まあそれでもbodogに比べたらずっと安定しているが。今のメンツなら日本大会も成功するだろうし。
どこと契約するにせよ、ヒョードルが強豪と戦い続けられる環境であってほしい。