格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★パンクラス後楽園大会速報

3月よりは客が入りそうな感じ。坂口効果か。最初に北岡挨拶。PRIDEで勝って帰ってくると宣言。
第1試合・武重vs昇侍
テイクダウンされたが立ち上がった昇侍は蹴りから飛び膝。コーナーに詰めてパンチラッシュするが、もらっているのは昇侍。やや後退するが、フックでダウンを奪うとフットスタンプ。不発だったが、再びパンチでダウンを奪い、パウンドラッシュで勝利。星野戦に続き、パンチのガードに課題を残したが、いつも通りの超アグレッシぶ〜ファイトで沸かせた。
第2試合・ワダタクvs山田
山田はライトからウェルターに上げ、上半身がビルドアップされた。ワダタクがテイクダウン、山田はラバーから殴るが、ワダタクは上からパウンド。山田は口から出血。2R。山田はダッコちゃん引き込みでラバー。しかし和田にハーフを取られる。パンチと肩パンチ。山田は下からアームロックを狙うがブレイク。スタンドでワダタクのフックがヒットし、山田ダウン。パウンドで追い討ちしたが一本は奪えずゴング。判定は3-0で和田。完勝でADCCの借りを返した。
第3試合・志田vs井上
スタンドで志田のパンチと井上のローの撃ち合い。ラウンド終盤、志田のパンチが井上の顔面を捕え始める2R、志田はサバ折りテイクダウン。パスしてマウント。しかしリバースされ、スタンドに。志田ややスタミナ切れ。追い足がない。スタンドで互角。テイクダウンしたがゴング。3R、パンチで井上をぐらつかせた志田はとどめを差すためにラッシュ。しかし井上もしのぐ。志田の膝がローブローになる。再開。その後も志田優勢だが決定的な場面は作られなかった。判定30-28×3で志田勝利も、井上は前田が1RKOした選手だけに、すっきり勝って欲しかった所。
第4試合・坂口vsヒュンソク
坂口に大きな声援が。弟のファン…とかじゃなく、坂口の知り合いか。声援を聞く限り、かなり動員してそう。いきなりパンチをもらう坂口。ミドルを返し、首相撲からの膝も入れるが、再びパンチをもらうと後方にダウン。ヒュンソクが追い討ちにいくところでレフェリーが止めた。ストップ妥当の範囲内だがやや早かったか。坂口は抗議することもなく退場。坂口、ミドルはいい音をさせていたが、ヒュンソクは咬ませ犬じゃなかった。打撃ができる相手だと坂口は厳しいか。
坂口の試合が終わり、客席もリングサイドのカメラもだいぶ減る。かなり寂しい状態に。デビュー戦でいきなり第4試合?という批判もあったが、これじゃ仕方ないか。
パンクラスコリア挨拶。挨拶だけ。続いて、ボードッグの挨拶。ボードッグが2大会スポンサーにつくとのこと。これが重大発表?これからパンクラスとボードッグの対抗戦を行っていくとのこと。
第5試合・竹内vs大介
出がタックルで押し込み、テイクダウン。大介は下から蹴りはがそうとするが、出はしっかりくっついて離れない。こつこつパウンドを入れる。2R。大介がパンチで攻めると出はタックル。テイクダウンされたが、大介はフロントチョークに捕える。かなり絞りあげ、まさかと思われたが、出が抜く。出はパウンド。パスからマウント、バックについてチョークを狙うがゴング。3R6はあっさりテイクダウンを取った出がひたすらパウンド。大介は全く抜け出せず一方的に殴られるまま。良くも悪くもいつもの竹内の完勝劇。
しかしパンクラス応援棒、誰も使ってないな。
第6試合・光留vsラフィーク
光留は猫耳(ダッシュしたせいでとれかけてたけど)のひらひら服で入場。会場がどよめく。
光留が首投げできれいに投げるとハーフからマウントを伺う。しかしラフィークはもぐって抜け、バックに。光留は反転して上に。しかしまたバックを取られる。
2R。パンチラッシュをしのいだ光留はタックルに行くが、ラフィークはフロントチョーク。抜いた光留はパス。袈裟固めからうつ伏せになったラフィークのバックに着こうとした光留だが、動きが悪く簡単に前に落とされる。ラフィークはインサイドからパウンドラッシュ。光留の動きがなくなり、レフェリーが止めた。
ラフィークは穴も多そうだがいい選手。光留は勝つチャンスも十分あったが、無理な攻めで自滅した。
7試合・前田vsバッテン
意外に打撃が鋭いバッテン。牽制の打撃戦が続く。前田がプレッシャーをかけるが、リーチが長く下がっていくバッテンに打撃が届かない。打撃では埒があかないとみたか、前田は虚をついて胴タックル。テイクダウン成功。インサイドからパウンドラッシュ。
2Rも前に出る前田、下がるバッテン。攻めあぐねていた前田だが、パンチを顔面にヒットさせるとラッシュからテイクダウン。インサイドからパウンドを入れたところでラウンド終了。
最終ラウンド、ミドルでバッテンをこかした前田はパウンド、踏みつけ、サッカーボールキックであと一歩まで追い込むが、バッテンのガードを崩せず。判定勝ちもすっきりせず。
悪い試合はなかったが、最後まで爆発しきれず。メインが不完全燃焼に終わったのも印象が悪い。あそこまでいったら一本をとってほしかった。バッテンが守りすぎだったせいもあるとはいえ。坂口は相手がそこそこできる選手だったので、勝っていたら「なかなか期待できる」となるところだったが、いいところを出すまもなく完敗。次戦はあるのか。普段と違う客層を会場に呼び込む効果はあるが、応援に来ていた酔っ払いが他の試合中に大声で話をしていたのがいただけなかった。
ベストバウトは第1試合の昇侍vs武重。昇侍は「来月も出るつもり」と言っていたので、コンディションに問題がなければどんどん使ってほしい。