格闘技徒然草

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★石毛欠場で暫定王者決定戦

http://www.pancrase.co.jp/data/ranking/index.html

石毛大蔵選手欠場のお知らせ
7/27(金)後楽園ホール大会ウェルター級タイトルマッチにて挑戦者・井上克也選手(和術慧舟會RJW)との対戦が決定しておりました第2代王者・石毛大蔵選手(SKアブソリュート)ですが、5/27(日)に出場致しました『CAGE FORCE-EX』での試合のダメージが大きく、回復には時間を要するという診断から、誠に残念ながら今大会を欠場することになりました。
予定しておりましたタイトルマッチはパンクラスオフィシャルルール第11章、第40条、2項に従い、井上克也選手とキング・オブ・パンクラス実行委員会の指名する選手による、ウェルター級暫定キング・オブ・パンクラス決定戦を行い、王座を決することとなりました。

5月に続き、当初予定されていたタイトルマッチの出場選手が二人とも欠場するという事態に。石毛vs井上は気運が全然盛り上がってなくて、あまり期待感が持てないカードではあったから流れて良かった気もするのだが、相変わらずカードの変更が多すぎる。
ところで、5月のアルボーシャスが王座返上だったのに対し、今回暫定王者を立てるのは、前回が練習中のケガ、今回が試合でのケガだから。オフィシャルルールによれば、練習中のケガは本人の責任だが、試合中のケガは本人の責任ではないと言うことで公傷扱いらしい。しかし、石毛はタイトルマッチが決まってからその2ヶ月前のケージフォース出場を決めている。「日程的に大丈夫なのか?」という疑問が最初からあった。さらに、王者が外のリングで敗れることでベルトの価値を大きく下げており、どちらかと言えば石毛の方がパンクラスに与えたダメージは大きいのでは。ルールなんだから仕方ないけど。
暫定王者決定戦だが、井上の相手は誰になるのか。ランカーは4人しかいない。井上と、挑戦者決定戦で井上に破れた大石と、エマーソンと、北岡だけ。消去法でエマーソンになるのか、5月のヘビー級王座決定戦のように、初参戦選手がいきなりランカーになって決定戦に出るのか、どちらかだろう。
しかしここはあえて「北岡出てこいやー」と言いたい。北岡は元々石毛vsコンディットのタイトルマッチが行われるため、その間自分にチャンスが回ってこないからPRIDE出場を決めたという経緯がある。タイトルを獲得出来るチャンスがあるのだから、こちらを優先すべきだ。それに、井上・正規王者の石毛にはともに破れており、またとないリベンジのチャンスでもある。もしライト級GPが8月に開催されることになったら、そちらへの出場は無理になるが、これはいつまでたっても日程を発表しない方が悪い。いつ開催されるかわからないGPのために延々と忠犬みたいに待ち続けろと言う方が無茶だろう。
もっとも、ライト級GP出場に比べたら、パンクラス王座は美味しくない目標だが。GPで強豪相手に一回戦負けしても、「良く頑張った」で済む(あまりに酷い負け方でなければ)。だが、井上・石毛(二人ともケージフォースのトーナメントで1回戦負け)に敗れてしまうと「なんだ、全然強くなってねーじゃん」と思われてしまう。2月のPC戦、DEEPでのファブリシオ戦での勝利が帳消しになるリスクがある。そのリスクを冒して得られるのはパンクラスのベルト。はっきり言うとハイリスク・ローリターンだ。それでも、だからこそ、ここで出てくるようなら「お前男だ」と言えるのだが。
まあそれより、GPの日程発表か中止の発表をさっさとしてくれて、北岡が迷いなく試合に出られるようにしてもらいたい所だが。