格闘技徒然草

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★井上vs北岡の王座戦が決定

http://www.pancrase.co.jp/tour/2008/0130/index.html
王者石毛がタイトルを返上したため、暫定王者の井上とランキング1位の北岡との間で決定戦が実現。元々、北岡はタイトルマッチのチャンスを狙っていたが、石毛vsコンディットの防衛戦が決定したために、外のリングに活躍の場を求めていた。そしてDEEPでファブリシオモンテイロを破り、PRIDEライト級GPの出場権を得る。ところが、その後の北岡の動きを見ると、

  • ファブリシオ戦の直後にライト級GP延期が発表。PRIDEはそのまま消滅。
  • 9月にPRIDE出場を断念し、復帰が決定した船木への挑戦を表明。自費でチケットを購入し会場に招待するも拒否される。ついでに対戦予定だったミルトン・ヴィエイラも欠場し、代役選手相手に薄氷の判定勝ち。
  • 金網出陣を宣言。ケージフォースに出場が決まるが、対戦相手が決まらずに試合がなくなる。
  • 「やれんのか!」開催発表にあたり、出場アピールをするもスルーされる。
  • 「やれんのか!」終了後の全選手挨拶でリングインする際、名前を「北岡サトシ」と間違ってコールされる。

と、ろくなことがない。その間、北岡が目標としていたパンクラスウェルター級のタイトルは、王者と挑戦者がともに欠場という事態に陥り、棚ボタ的に井上が初参戦のファブリシオ・ナシメントに勝って暫定王者になっている。
一方、暫定王者の井上も、ケージフォースでは一回戦負け、11月に出場した格闘王国での岩瀬戦でも劣勢のままドロー(判定なし)と、これまたはじけ切れていない。
北岡と井上は過去3度対戦。1度目は判定ながら井上が圧勝。2度目はウェルター級王座トーナメント決勝戦だったが、北岡がケガで欠場。井上は代役のアライケンジに勝ったものの暫定王者扱いに。3度目は、暫定王者井上の王座決定戦だったが、井上の反則減点によりドロー。結局、井上は正規王者になれないまま、石毛との対戦に敗れている。まさに因縁の一戦。しかし過去2度の対戦ではいずれも井上が圧倒しており、PRIDE出場をアピールした一連の行動で北岡がどれだけ成長しているかが試される。また、今回からウェイトが75kgから77.1kgになることも微妙に影響してくるか。
なお、当初出場予定選手に名前が入っていた近藤は、3月のリング・オブ・ファイアに集中するために回避とのこと。