格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★修斗における「グラウンド状態の蹴り」に対する対処

2001年の中山vs村濱戦における、グラウンド状態の蹴りと判断された村濱サイドの提訴に対する修斗コミッションの回答。あくまでルールが違う競技での話だが、修斗はこうして「反則かどうか曖昧な状態」でのトラブルを防いでいるという参考に。
結論から言うとこう。
http://www.boutreview.com/news/data/grappling/1003504695.html

SCが今回の件で解決策のひとつとして考えたのは、選手の方々には、グラウンドであるのかスタンドであるのか微妙で判断の付きにくい状態では頭部、頚部を蹴らない、いわば「疑わしきは蹴らず」であって欲しいと言う事です。

ルールに明文化されたものでもないし、修斗のように継続して開催している競技と単発イベントで同じような対処をするのは難しいが。また、修斗でも去年のルミナvsアウグスト・フロタ戦で、やはりグラウンド状態における顔面膝が微妙な体勢で入り、フロタが提訴したものの、却下されている。
http://blog.livedoor.jp/shooto_rule/archives/cat_50039427.html

ISCではビデオによって当該シーンを徹底検証。ヒッティングの直前、フロタの膝と手はフロアに触れたものの、ルミナの膝蹴りを捕まえようと振り返った時にはフロアを離れておりフロアに触れたのは瞬間的であったため、継続的に足の裏以外がフロアに触れているというグラウンドの条件には当てはまらないため、ルミナの膝蹴りは反則ではないという結論が出された。

前提があってもこういうトラブルは起きてしまうので、完全な解決策にはならないが。