格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC87展望

MMA PLANETの直前記事
・[カウントダウンUFC87 第1弾] 金網の支配者GSP×無冠の帝王フィッチ]
・[カウントダウンUFC87 第2弾] “王朝の鬼門”ヘビー級、レスナーへの期待大]
・[カウントダウンUFC87 第3弾] カポエリスタ、マタドール、柔術セレブに注目!!]
計量結果
http://news.livedoor.com/article/detail/3769414/
タイトル戦線がTUF絡みで膠着している間に、並み居る挑戦者候補を潰してきたジョン・フィッチ。パウンド・フォー・パウンドとも言われる絶対的強さを見せる王者GSPに、UFCだけでなく世界で唯一対抗できそうな存在といえる。GSPは勝ったらライト級王者ペンやミドル級王者アンデウソンとの対戦の話も出ているが、階級を超え戦いよりも本道である階級内の戦いで盛り上がって欲しい。ペン、アンデウソンも強すぎて、タイトルマッチが盛り上がりに欠けるせいなのかもしれないが・・・。その意味でもフィッチには頑張って欲しい。
レスナーで「総合キャリアが浅く知名度がある大物の抜擢」という、日本のメジャー団体には良くあるパターンを初めてやったUFCだが、デビュー戦は元王者のミアを圧倒しつつも経験の差で敗れるという、100点満点の仕上がりだった。試合間隔半年というのはちょっと間が開きすぎて、話題性がなくなってしまったが、その分総合への適応は上がっているはず。2戦目の相手が同じレスラーで過去の実績は凄いけど年齢的に全盛期は過ぎているコールマンというのもまた絶妙ではあったのだが、コールマンの負傷でヒーリングに。これはどうだろう。たしかにUFCでのヒーリングを見ていると、レスナーの勢いに押されてしまいそうな気はするが、ヒーリングも百戦錬磨なので、ミアのように押しまくられながら関節を決めて逆転勝ちという危険もかなり大きいと思う。ヒーリングはディフェンスも上手いし、レスナーが勝つとしても豪快なKOではなく上を取ってのコツコツで判定勝ち、という展開で評価が落ちる可能性もある。
セミ前のケンフロvsフエルタは次期挑戦者決定戦的扱いだったが、フエルタがUFCへの不満をぶちまけたせいで微妙になってしまった。MMAファイターで初めてスポーツイラストレイテッド誌の表紙を飾ったことで知られるフエルタだが、いい試合はしていても、対戦相手はトップクラスではなかった。ケンフロ戦で初めて真価が問われる。ケンフロもTUF出身と言うことで長く「人気先行」の評価があったが、三島を破って以後4連勝。今や堂々のトップファイターに。しかし、どちらが勝っても王者ペンの牙城を崩す期待は持てない。
WOWOW中継再開後初」のUFCナンバーシリーズだが、WOWOWでの中継はずっと先。せめて翌日月曜日のUFC名勝負選で流してくれたらいいのに。10月の当日中継再開まではPPVによる実況チャットを実施します。明日11時より。