格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★WORLD MAX2008

小比類巻太信vsユーリ・メス

「あの人は今」的な扱いのコヒ。TBSの中継ではいつも結構プッシュされてる。今回もそうだが、オープニングに登場することが多い。
解説は前田憲作
コヒがどの程度変わってるか以前に、メスが強すぎた。距離を取ってのローという展開はやらなかったのかできなかったのか・・・。それでも、打たれながらも良く攻めていた。3Rはメスの勢いも落ちていたし、突破口はありそうだったが・・・。前に出ていった分、パンチをもらってしまった。KO負け。負けたけど次につながったのでは。

K-1甲子園・HIROYAvs平塚

選手は高校生でも、演出(煽りVとか)がプロの試合と同じなので、野球の甲子園のようなストイックさは感じない。去年の大晦日では、煽りVのナレーションは浅倉南38歳がやってたけど、今回は他の試合と同じ人。ちょっとぐらついたところダウン宣告。安全性を考えたら妥当か。かなり実力差もあったし。

日下部竜也vs佐々木大蔵

日下部はまだ子供の体。体格差が結構ある。日下部は予選でも体格差がある相手に勝ってたみたいだけど。思い切り放った右フックが入りKO勝ち。いい選手。

城戸康裕vsアルバート・クラウス

プレッシャーをかけてロープに追い込んでパンチを入れていくクラウスに対し、城戸は押されながらもハイキックや膝をヒットさせる。1Rイーブンか。クラウスに入ると思ったが、ドローもありと言えばあり。1R終盤に額をカットした城戸、2Rに入っても出血が止まらずドクターストップ。

魔裟斗vs佐藤嘉洋

魔裟斗vs佐藤の煽り多すぎ。まあ大一番だし、いつもより大目になるのは仕方ないか。
中に入ってパンチを入れていく魔裟斗だが、佐藤がそれに膝を合わせる。魔裟斗はそれでも入っていてパンチ。佐藤はパンチが入ってもダメージはなさそう。魔裟斗も効いた素振りは見せないが、確実に効いているはず。そのまま1R終了。魔裟斗が果敢に前に出ているが、佐藤ペースか。判定はイーブン。妥当。贔屓で魔裟斗に入るかと心配だったが。
距離が出来ると佐藤の前蹴り・ジャブがヒットする。佐藤はちょっと膝が出なくなった。魔裟斗のパンチで佐藤の頭がのけぞる場面が続く。魔裟斗の手数がやや減ったところで佐藤のパンチもヒットする。2R終了。このラウンドは三者魔裟斗。しかしまだわからない。
佐藤のパンチが入り出す。パンチで魔裟斗ダウン。立ち上がったが、ダウンを取り返さない限り勝ちはない。前に出てパンチを放っていく魔裟斗。必死に攻める。しかしダウンは奪えないままゴング。
佐藤陣営は3R9-8になることも想定しているらしい。オープンスコアリングにしたのに微妙な判定に。判定1-0(佐藤が1)で延長。3Rは一人が10-8、他の二人が9-8にしたのか。佐藤の勝ちでいいかなと思ったが、これもあり。佐藤は3人目の最初に28と読み上げられた時点で延長と見切ってコーナーに戻ろうとしていた。集中力は切れていない。
4R。佐藤の手数が減った。前蹴りが多くなってる。魔裟斗がパンチで攻める。クリーンヒットはないが手数が多い。佐藤も終盤パンチを出していって、激しく打ち合う両者。ゴング。判定はマスト。これは魔裟斗か。
判定は3者10-9魔裟斗。凄い試合だった。佐藤も強かった。ダウンを奪った時点で勝ちは間違いないと思ったが。魔裟斗の気持ちが最後まで切れなかった。ずっと一人でMAXを背負ってきただけのことはある。エキストララウンドではスタミナの差も出たか。

アルトゥール・キシェンコvsアンディ・サワー

ダダダダダイジェスト。これならリザーブマッチを削っても良かったのでは。トーナメントの片方の試合がダイジェストとは。本戦ドローで延長へ。さすがに延長はちゃんと放送された。
本戦がダイジェストなので良くわからないが、キシェンコが健闘している?二人とも動きがいいが、特にキシェンコの方がいい。終盤の膝でちょっと動きが止まるサワー。打ち合いのままゴング。どっちが勝ちか全くわからない。判定3-0でキシェンコ。

魔裟斗vsアルトゥール・キシェンコ

準決勝でもらったダメージは明らかに魔裟斗の方が大きい。去年は準決勝で魔裟斗がKOしたが、今年はキシェンコ有利か。
ローが効いてるキシェンコ。準決勝でもけっこうもらってたのか。魔裟斗はパンチのコンビネーションからロー。キシェンコもローを入れていく。魔裟斗は何度も転倒する。魔裟斗の左足もダメージがありそう。しかしそれでも前に出ていく魔裟斗。ゴング。1Rのポイントは2者魔裟斗。イーブンだと思った。ローのダメージって言うけど、それが1試合目で負ったダメージだとしたらどうなるんだろう。
パンチで魔裟斗ダウン。それでもパンチで出ていく魔裟斗。玉砕戦法かと思ったが、手数でキシェンコを防戦一方にさせ、ついに打ち勝って追い込む。ローも効いてる。凄すぎる。判定は一人が19-18でキシェンコ、2者18-18。2Rは全員9-8にしたか。佐藤戦の3Rが9-8ならこれも同じになるのは納得。
3R、キシェンコも復活してきて互角の打ち合い。キシェンコのパンチでぐらつく場面もあったが、まだまだ出ていく魔裟斗。判定は一人が魔裟斗、2人がドロー。魔裟斗に2人入れたってことか?3Rはイーブンでいいいと思ったが。まあどっちにしても延長だけど。
延長もどんどん前に出て手数を出していく魔裟斗。キシェンコもパンチを入れてぐらつかせる。ゴング。このラウンドもほぼ互角。決勝はさらに延長がある。判定三者魔裟斗魔裟斗優勝。うーん、マストじゃないならイーブンでいいと思ったが・・・。オープンスコアにしたことによって、変な判定がかえって目立たなくなった?もう1Rやってすっきり決着をつけて欲しかった。
それにしても魔裟斗は凄かった。気持ちの強さが半端ない。一日2試合は肉体的にはハードすぎるが、気持ちの強い魔裟斗にとってはむしろ向いている方式なのかもしれない。佐藤は負けたが、実力的には魔裟斗に並んだと言っていい。しかし、それでも魔裟斗は特別。やっぱりMAXが成功したのは魔裟斗がいたからこそだというのを再確認した。ただ、こんな試合をしていたらダメージの蓄積が心配になる。

全試合結果

http://www.k-1.co.jp/database/20081001rslt.html
一試合も放送されなかった60kg級だが、イケメン上松が大宮司に1R29秒殺KO勝ち。放送すれば良かったのに。リザーブマッチに出場したマンバはやっぱりブアカーオに1RKO負け。

ブアカーオ 相手のことはよく分からないけど、イージーな試合でした。

マンバ 内容としては盛り上がる、いい試合をしたと思っているよ。この10年でキックボクシングの試合は2試合目だ。

やっぱり無理があった。