格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★金メダリスト石井が総合格闘家転向へ

http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/081006/bbl0810062024002-n1.htm

 北京五輪の柔道男子100キロ超級金メダリスト、石井慧選手(21)=国士舘大=が、プロ格闘家に転向する意向を全日本柔道連盟に伝えていたことが6日、関係者の話で分かった。全柔連に石井選手を慰留する考えはなく、早ければ年内にも強化指定選手を外れる可能性が出てきた。

報知が世界柔道当日に飛ばしたが、本人に否定され終わったと思っていた。まさかこんな展開になるとは。
産経ではこんな記事も。
http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/081006/mrt0810062125002-n1.htm

“異端児”事実上の追放 石井プロ転向容認の全柔連

五輪後、石井は「(金メダルを)川に捨てることも考えた」と発言したり、金メダルを親交のある小川氏が開く道場に寄贈するなど、一連の言動が、全柔連側には五輪を軽視するものとして受け取られ、反発を招いたとみられる。

本人の意志より周囲の説得が難しいと思われたが、引き留めはなかった?確かに問題発言も多く、全柔連としては頭が痛い存在だったかもしれないけど・・・。
石井は来年3月に大学卒業となる見込みだが、まだ就職先が決まっていなかった。格闘家に転向するにはタイミングが良かったとも言える。4年後のロンドン後となると、日本の格闘技界がちゃんと存在しているかどうかもわからない。
このタイミングで転向を決めたと言うことは、年末(年始?)のデビューを狙っているのか?確かに話題性は十分だが、準備期間は短い。ちなみに、曙がK-1転向を決めたのはちょうど今頃。瀧本の男祭り参戦発表は12月に入ってからだったが、総合の練習を始めたのは10月中旬頃。無理ではないが、二人ともデビュー戦が成功したとは言い難い。どうしても年末に出るなら、吉田のデビュー戦のように顔面パンチ無しの特別ルールにする方法なども考えられる。