格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★WOWOW UFC中継再開第1回

第1回ということで、UFCの簡単な紹介から。郷野の試合も流れる模様(代わりにメインカードが一つ外れている)。

郷野聡寛vsダン・ハーディ

DJ.GOZMAでの入場。セキュリティに入場を促されるがそれを凌いでダンス。セキュリティの肩を組んで無理矢理巻き込む(笑)。観客の声が聞こえないので受け具合は不明(大受けらしい)。
郷野、もう34だったか。もうちょっと若い気がしていたが。敵地の割には拍手をもらった方かな。地元のハーディには負けてるけど。
ハーディはライトにも落とせるそうだが、身長は少し上。打撃戦に終始。郷野はいつも通りディフェンシブな戦い。相変わらずの技術でクリーンヒットをもらってはいないが、手数と前に出る姿勢で1Rはハーディが取ったか。
2Rもパンチの撃ち合い。郷野は攻めに転じている。組み付いて外掛けでテイクダウンに成功するが、逃げられてまたスタンドへ。郷野のノーモーションのフックがヒットするが、ハーディはグッドチンと言われるだけあって打たれ強い。効いた素振りがない。郷野のパンチがヒットするようになってきた。左のフックがアゴを捕らえる。しかし効かない。逆に郷野がパンチをもらってバランスを崩す。終盤ちょっと攻め込まれたが、このラウンドは郷野か。
郷野の良いパンチがアゴにヒットしているが、ハーディは全く効いていない様子で前に出てくる。郷野は顔を腫らして下がっているため、クリーンヒットが多いのに劣勢に見えてしまう。ハーディのローキックが急所に直撃。イギリスまで来て急所攻撃に苦しむ郷野。かなりきつそう。しかし再開。首相撲からワンツーを入れるハーディ。郷野はタックルからすぐバックについてチョーク狙い。が、前に落とされる。また同じパターンでテイクダウン。ハーディが立とうとするところで顔面にヒザ連打を入れてしまう。反則。ちょっと冷静さを欠いたか。ルールは完全に頭に入っているはずだが。口頭注意のみで減点は無し。残り1分。ハーディは逃げに入っている。郷野の左がこの日何度目かのヒットをするが、やはり効かない。郷野の跳び膝を空中でレフェリーにはじき飛ばされ終了。
判定はスプリットでハーディ。3Rはどちらとも取れたが、郷野はテイクダウンした時にグラウンドで攻め込めなかったのが痛かった。
あと、UFCではラウンドマストなので、1Rを落としたら、残り2R一つも落とせなくなる。郷野はPRIDE時代から1Rはあえて様子見しているが、トータルで判断するPRIDEと違って、UFCルールだと1ポイント落としてしまう。最初は相手の攻撃をさばきながらリズムを作っていくのが郷野のスタイルなのかもしれないが、かなりリスキーだ。
ハーディの打たれ強さが予想外だったか。3Rは互角で、どちらが勝ちでもおかしくない内容だったが、ハーディ相手に互角の攻防をしているようでは、まだまだ上に化け物たちが控えているだけに、今後も苦戦が予想される。取りあえず次戦はまたダークマッチで、郷野と同じくらいの戦績の選手が相手だろう。次は試合勘も取り戻していると思うし、このレベルならそうそう負けはしないと思う。その後はPPVレギュラー組(今回勝ったライトルやデイビス)が一つの壁になりそう。年齢的にももう躓けないので、なるべく段飛ばしで上がっていきたいところだが。
ところでUFCは試合後に負けた選手にもインタビューするが、郷野は鍛えてきた英会話で少しでも挽回できただろうか。WOWOWではハーディのインタビューで切られてたけど。
残りの試合は明日以降に。