格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★石井はUFC参戦志望。UFC、戦わずして勝つ

http://hochi.yomiuri.co.jp/battle/news/20081217-OHT1T00094.htm

石井UFC入り目指す FEGから一転米国へ プロ格闘家に転向した柔道男子100キロ超級の北京五輪金メダリスト石井慧(21)=国士大=が、米国最大の総合格闘技団体UFCでのデビューを目指す意思を固めたことが16日、わかった。

結局石井の動向に関しては、東スポが一番正確だったというオチ。まず先月15日に「石井慧 フリー宣言!!来秋まで契約意思なし」とスクープしたが、他紙はその存在を完全無視して「石井、DREAM入り秒読み」と報じていた。しかしその後も動きなし。東スポに遅れること1ヶ月、デイリーが後追いで「デビューは来秋以降」と報じるが、他紙はこれも無視。ワイドショー並みに何かあれば石井の記事を載せていたのに、石井の話題自体を全く扱わなくなってしまった。
そして昨日。東スポは「石井UFCへ」という記事を掲載。これも黙殺かと思ったが、報知・日刊も後追い。スクープ合戦に勝ったのは東スポだった。他紙の後追いがあるまで眉唾ものだったが。
てっきり田澤のように、プロデビュー前の選手にメジャーからスカウトが来ていたのかと思ったら、現時点で全く話は来ておらず、石井の単なる願望らしい。金メダリストとはいえ、知名度は日本限定。UFC日本大会も一向に実現する様子はない状態では、いきなりUFCデビューは難しいだろう。ミルホンネットによれば、本人はWECからでもいいと語っているらしいが、WECは来年から軽量級限定イベントになってしまうし。とりあえず日本でデビューしてFAでメジャーへ、という道を選ばなかったのは、一度日本のリングに上がってしまうと、しがらみがあってなかなか抜けられないというのもあったのだろう。しかしこの先は茨の道。来年の今頃は結局柔道に戻っていたなんて事になっていなければいいが・・・。