格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ストライクフォース展望

ストライクフォース世界女子フェザー級王座決定戦/5分5R>
ジナ・カラーノ(米国)
クリスチャン・サイボーグ(ブラジル)

並み居る男子タイトルマッチを押しのけてメインを任された女子世界戦。不安もあったかもしれないが、結果的に男子タイトルマッチが全て変更になってしまい、これをメインにしておいて良かったという感じに。2人とも、計量オーバーやその疑惑がある試合しか見たことがないが、どれも内容では圧倒していた。このカードが女子総合格闘技をマスに広げることになるかどうか。
海外のブックメーカーではサイボーグ有利になっているが、相対評価がわからないのでなんとも予想のしようがない。

ストライクフォース暫定世界ライト級選手権試合/5分5R>
暫定王者ギルバート・メレンデス(米国)
[挑戦者]石田光洋(日本)

先日の北岡vs廣田戦を見ても、5Rというのはやっぱりストライカー有利だろう。まあ石田は極めに行かない分、スタミナの消耗もあまりないかもしれないけど。メレンデスは待望のリマッチではあるが、石田が相手ならちゃんと準備期間が欲しかったところ。
2Rまでは石田ペースで行くと思う。3Rに盛り返せなければ、4,5Rに劣勢になっても判定までは持ち込めて石田判定勝ち。3Rで盛り返せるならそのままメレンデスがKOするか、判定でもメレンデス。
今かなり追い込まれた立場にいる石田が勝つと予想。

ストライクフォース世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]レナート・ババル(ブラジル)
[挑戦者]ゲガール・ムサシ(オランダ)

UFCを反則(タップしてもギロチンを離さなかった=試合結果自体は勝利のまま変わらず)でリリースされた後、そこそこ名の通った選手を相手に4連勝中のババル。対するムサシも、PRIDEでの郷野戦以来連勝中。でもババルの今の実力はまだどうも測りきれなかった。DREAMミドル級GPでも、ジャカレイ戦の勝ちはアクシデントっぽかったし、93kgはこれが初めての試合(メジャーレベルでは)。ババルに勝てば、非UFC系93kg級最強と言っても良いだろう。
ムサシKO勝ち。

ウェルター級/5分3R>
ジェイ・ヒエロン(米国)
ジェシー・テイラー(米国)

元IFL王者ヒエロンはアフリでジェイソン・ハイに勝っている。しかし、IFLの選手はどの階級の王者もその後中堅レベルの結果しか残せていない。例外はフェザー級王者のヴァグネイ・ファビアーノくらい。IFLでの戦績がちょっと過大評価されていた感がある。ヒエロンもIFLで勝ってきた相手は強豪とは言えない選手ばかり。テイラーはニック・ディアスの代打での緊急出場だが、先日のDREAMも緊急出場で動けていたので問題なさそう。ただやっぱりTUFレベルの選手よりはIFL王者が上なのでは。ヒエロンKO勝ち。

<ヘビー級/5分3R>
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
マイク・カイル(米国)

マイク・カイルはその昔パンクラスに参戦して、当時スーパーヘビー級王者の高阪と対戦した選手。その時はサミングで高阪が試合続行不能になり、故意ではないとしてそこまでの判定でカイルが勝っている。試合後、再戦を必ず組むとアナウンスされたが、こういうアナウンスをされても実際組まれることがほとんどない(桜庭vsメッツァー戦しかり)。案の定、この試合も再戦が組まれることはなかった。
その後、カイルは勝ったり負けたり。UFCリリース後初の試合となるヴェウドゥムだが、ヒョードルと対戦するためにも一本勝ちしておきたいところ。ヴェウドゥムがパウンドでTKO勝ち。