格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★Strikeforce展望

メイン3カードをbodogの現在のオッズを紹介しつつ予想。

Strikeforceライト級タイトルマッチ
ギルバート・メレンデス 1.65
青木真也 2.25

言うまでもなく大勝負。武士道時代から見たかったカード。その時に比べて二人とも全局面でレベルアップしている。オッズの評価でメレンデス優勢になっているのは意外。DREAMの試合もアメリカでは中継されているし、海外でも青木の評価が上なのだが。
気になったのが、kamiproスペシャルでのニック・ディアスの発言。「青木はメレンデスからテイクダウンを取れない」と言っていたが、取れるだろう。もちろん同門だから仲間を良く言うのは当然だが、それなら「グラウンド勝負になっても負けない」とかでいいはず。青木の寝技を相当警戒しているのか?確かにメレンデスは、石田・トムソンに連敗した頃に比べるとスタンドレスリングのレベルは上がったが、それでもこの二人とのリベンジマッチでテイクダウンを奪われている。一切テイクダウンを奪われないとは思えない。「グラウンドになったらまずい。スタンドを維持しないと」と考えているようなら、青木にとってはかえって楽な試合になるかもしれない。ネイト・ディアスは「グラウンドゲームになるかもしれない。メレンデスがトップを取るのでは」と言っているが、これだと青木はタックルと打撃の2択を警戒しなければならない。チームメイトが作戦を漏らすはずもないので、どちらで来るかはわからないが。
青木は勝っても負けても短時間決着と言っているが、逆に5R使って勝つ計算を立てているのでは。1Rで決めに行って、決められなかったらKO負けのような、マスヴィダル戦での北岡のような戦い方は「ジャンケン」と言って否定していたし、そんなギャンブルで済ますほどの軽い覚悟ではないだろう。3Rまで優勢なら焦ったメレンデスが打撃で決めようとしてきて、ますます有利に試合を進められる。初めての5Rということでスタミナが唯一の不安だが、ペース配分も頭に入っているのでは。もちろん、チャンスがあれば極めに行くだろうが。
青木の判定勝ち。一本を取るとしたらやっぱり1Rで。

Strikeforceライトヘビー級タイトルマッチ
ゲガール・ムサシ 1.40
キング・モー 2.90

この試合が一番一方的になるんじゃないかと思っている。打撃のレベルの差でムサシKO勝ち。モーはここまで打撃の実力が上の相手との対戦経験がない。これまでは結果的にパウンドで勝つにしても、まずスタンドの打撃で優勢に立っていた。モーが勝つとしたら5Rテイクダウンで塩漬けにするのは難しいので、一発入ってのKO勝ち。

Strikeforceミドル級タイトルマッチ
ジェイク・シールズ 4.25
ダン・ヘンダーソン 1.20

オッズで王者が圧倒的にアンダードッグになってる。確かに、戴冠したメイヘム戦でも、5R押さえ込みはしたが、明らかにいっぱいいっぱいだった。スタンドレスリングがそれほど強くないメイヘム相手にこれでは、ライトヘビーから落としてきてレスリングでオリンピックまで行ったダンヘンには勝ち目がなく見えても仕方がない。本来ウェルターの選手だし。もちろんシールズも同じ作戦では来ないだろう。1Rで極めに行って勝負をかけるかもしれない。ダンヘンは慎重に削っていくか。
判定でダンヘン
試合は18日(日曜日)の午前10時に本戦開始。青木の試合は本戦第1試合なので、おそらく10時過ぎ。