格闘技徒然草

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★青木真也vsリッチ・クレメンティが正式発表

http://www.dreamofficial.com/free/news/detail.php?id=1305886189
アントニオ・マッキーは「膝の怪我」のため欠場。代役として、マッキーと同じくHERO'S出場経験のあるリッチ・クレメンティが青木と対戦する。
クレメンティは2003年にZST出場。当時はブッカーのモンテ・コックスが連れてきた「UFCからの刺客」的扱いだったが、実際は1度UFCに出て負けていただけの選手だった。タッグマッチでジェフ・カランと組み小谷直之・ヒロキ兄弟と対戦したが、カランともども小谷直之に一本負けしている。同年11月のZST GP(70kg級トーナメント)にも出場し、2回戦で小谷直之に判定勝ちでリベンジ。準決勝では所を下したTAISHOに勝利し、決勝ではマーカス・アウレリオに40秒で戦意喪失負けしたものの、下馬評をひっくり返して準優勝している。
その後、2006年に「リッチ・クレメンテ」としてHERO'Sに参戦する。ここでも「UFCで活躍していた選手」扱いだったが、ワンマッチで宇野に判定負け。
しかし同年、クレメンティはビッグチャンスを掴む。人気急上昇中のジ・アルティメットファイター(シーズン4)への出場が決まったのだ。「中堅選手救済プロジェクト」として組まれたTUFで、トーナメントではショーニー・カーターに敗れ初戦敗退したクレメンティだったが、UFCと再契約。当初はウェルター級で、後にライト級に転向し、約3年にわたりレギュラー参戦した。勝った相手には、アンソニー・ジョンソンやメルヴィン・ギラードがいる。
しかし、UFCの層が厚くなり、レベルが飛躍的に向上してくると、グレイ・メイナード、グレイソン・チバウに連敗してリリースされた。
UFCでの実績的には1試合でリリースされたマッキーより上ではあるが、クレメンティが活躍していた当時のUFCは、今ほどにはレベルが高くなかった(TUF4時点では、まだライト級王座は休止状態だった)。UFCリリース後も定期的にローカルイベントに参戦しているが、そこでも戦績は7勝5敗と、けっこう星を落としている。ファイトスタイル的にも、特にこれと言って印象に残るものがない。レスリングが少し強いというくらい。マッキーの方が「塩漬けファイター」というキャラが立っていてわかりやすかった(まあ、だからこそマッキーの方が先に声がかかったんだろうけど)。クレメンティだったらまだ小谷の方が見たかった。
残念だがしょうがない。せめてこれ以上の変更がないようにお願いしたい。