格闘技徒然草

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★UFC LIVE「KONGOvsBARRY」:ニック・レンツvsチャールズ・オリベイラ

ライト級。14戦14勝、しかも判定は1度だけという素晴らしい成績で期待されていたオリベイラだが、前回はジム・ミラーに膝十字でまさかの一本負け。一方のレンツもUFC5勝1分けと、この位置で試合をしているのがおかしいほどの好成績。タイソン・グリフィンに微妙な内容のスプリット判定で勝利している。
UFCでの2勝はいずれも一本勝ちで、2度ともサブミッション・オブ・ザ・ナイトを獲得しているオリベイラ。まだ21歳。レンツはテイクダウンからの抑えこみが武器で、6戦のうち5戦が判定決着だが、前回初めてギロチンで一本勝ちしている。
相変わらず線が細いオリベイラ。シングルでテイクダウンしたレンツだが、オリベイラはすぐ蹴って距離を離す。スクートから上に乗ってきたレンツに対し、潜って足関を狙うオリベイラ。レンツが経つとデラヒーバで倒そうとする。一度は押さえ込んだレンツだが、また蹴って距離を作るオリベイラ。スクートに。オリベイラが立ってスタンドへ。スタンドで首相撲からの膝や肘などムエタイの打撃を見せるオリベイラ。あまりスピードや威力は感じられないが、かなり入っている。右アッパーカットでレンツダウン!オリベイラパウンド。組み付いてきたレンツにアナコンダチョーク!マウントへ。ギロチンに切り替え。かなりタイトに絞まっていたが、レンツは首を抜くと逆にギロチン。これは浅い。抜けてスタンドへ。オリベイラまた首相撲からの膝。さらに払い腰で投げるとマウントへ。顔面に肘!ホーン。
オリベイラ強し。1Rはオリベイラ
テイクダウンしたレンツだが、オリベイラは三角狙いから上を取る。レンツがまたギロチンに捕らえるが、抱えているだけ。しまってはいない。一足早く立ったオリベイラが顔面に膝を入れるが、レンツが膝をついているのでイリーガル。しかしレフェリースルー。会場はわかっていてブーイング。パウンドからバックに回ったオリベイラがマタレオンチョーク。レンツタップ。
試合は終わったがブーイングが続いている。レフェリーも協議している模様。
裁定変わらず、オリベイラがチョークで勝利。しかし会場は大ブーイング。あの膝がなくても勝敗は変わらなかったと思うが、レフェリーがノーチェックだったのですっきりしない結末に。
オリベイラは若干線が細く、あの打撃だとライト級トップ相手には通用しないだろう。しかし力をつけてくれば楽しみな存在。UFCには珍しいサブミッションアーティストで、青木との対戦が見てみたい。グラウンドとテイクダウンは青木が上だと思うが。
反則の膝についてはコミッションがイベント後に再度検討するとのこと。