フェザー級。
腰の重いキックボクサーのシヴァーは、ジョージ・ソティロポロスの連勝を止めたことで一躍脚光を浴びたが、前回今度は自身の連勝をドナルド・セラーニに止められた。今回から階級を落としフェザー級転向。初戦の相手は王者ジョゼ・アルドと同門のディエゴ・ヌエス。UFC・WEC戦績は6勝2敗で、判定負けだったがケンフロとも互角の内容で渡り合っている。
来週のUFC145のPVが流れる。アメリカ本土では2ヶ月ぶりとなるUFCだが、チケットが高いためかまだ売れ残りがある模様。
上の階級から落としてきただけあって、体の厚みがあるシヴァー。まずはヌエスも打撃戦に応じる。飛び込んだヌエスにシヴァーはシングルレッグ。倒すがすぐに立ち上がり離れるヌエス。ローの蹴り合い。ヌエスは距離を保ち、シヴァーの蹴りはバックステップでかわす。蹴り合い。ヌエスが出てきた所に左ミドルをあわせるシヴァー。ヌエスがスピニングバックキック。ムエタイクリンチから膝を連打するが、シヴァーもアッパー連打を入れる。ホーン。
1Rは非常に竸ったラウンド。打撃のヒット数が知りたい。Sherdogのジャッジは三者ともシヴァー。
2Rも蹴りの距離で試合が続く。ローやミドルの蹴り合い。ヌエスのバックブローに組み付いてテイクダウンを狙ったシヴァーだが、ヌエスは引き剥がす。バックスピンキックを多用するヌエスだが、なかなかヒットしない。前に出たヌエスに胴タックルを仕掛け、離してハイキックをヒットさせるシヴァー。残り30秒。ムエタイクリンチを狙ったヌエスだが、シヴァーのパンチをもらい離れる。ホーン。
ラウンド終盤にポイントを取りに来ていたヌエスだが、逆に取られて落としたか？このラウンドも微妙ながらややシヴァー有利に見えた。Sherdogのジャッジも3者シヴァー。
3R。右フックがヒットして膝をついたシヴァー。チャンスと見たヌエスがラッシュをかけるが、シヴァーが意外と元気で反撃をもらう。ここまでのトータルの打撃のカズは54-54で全くの五分。ヌエスが首相撲にとらえて膝。パンチで引き剥がすシヴァー。シヴァー、左目尻をカット。残り1分。打ち過ぎのバックキックをまた打ったヌエス。そこにタックルを合わせたシヴァー。ギロチンを狙ったヌエスだが外れる。首相撲から膝連打。シヴァーが引き剥がす。ホーン。
最後まで接戦が続いた。
三者29-28でデニス・シヴァー勝利。
