ウェルター級。GSPのトリスター・ジムでトレーニングをしているトンプソン。総合は6戦しかしていないが、打撃の試合では63戦63勝という実績を残すワールドクラスストライカー。相手のブラウンはバックボーンがボクシングでどちらかと言えばストライカーだが、レベルが違う。ただ、トンプソンはグラウンドの実力がまだ未知数。
ここまでの重苦しい雰囲気をトンプソンが変えてくれることに期待。
レフェリーはさっき不評だったフェルナンド・ヤマサキ。コールされるとウィッシュ。
タックルを仕掛けていくブラウン。切っていたが、片足を持たれ軸足を払われてテイクダウンされる。ガード。ヒジを落としていくブラウン。スクートになるが立てないトンプソン。立った。すぐに組み付いて金網に押し付けるブラウン。反転したトンプソンだが、ダブルアンダーフックで差されている。バックに回るブラウン。グラウンドに持ち込もうとするが立ち上がるトンプソン。しかしまた倒すと亀に。逆にバックを取り返すトンプソン。ブラウンは下からアンクルを狙うがハズレ、トンプソンが上に。パウンド。しかしスイープで返される。ホーン。1Rはブラウン。トンプソン、やはりグラウンドには穴がある。
2R。ややガードが下がり、打撃のスピードも落ちているトンプソン。ちょっと疲れたか？ブラウンにまたテイクダウンされるが、金網を使ってすぐに立ち脱出。トンプソンの打撃が入り始める。ダメージなのかガス欠なのか、ブラウンの動きも悪い。ブラウンのヒジで仰向けに倒れるトンプソン。ダメージではないように見えたが、そのまま上を取られる。ヒジを落とすブラウン。強烈なパウンド。トンプソン、頭部から出血。パスしたブラウンがパウンドを落とした所でホーン。終盤の追い上げでブラウンが取ったか。
3R。ブラウンがパンチで出ていく。トンプソン、かなり消耗している。ノーガードからパンチを出すトンプソン。ヒットしている。連打が入るが、ブラウンが凌いでタックルに。しかし切って離れるトンプソン。またパンチが入る。倒せるだけの力がないか？足をかけられて倒されるトンプソン。ブラウン、簡単にパスガード。サイドからヒジを落とす。残り1分。トンプソン、もう返す力がないか。ブラウンはヒューズポジションから横三角。そのままパウンド。トンプソンはディフェンスで精一杯。タイムアップ。
30-27、29-27、30-27でマットブラウン勝利。トンプソン、総合初黒星。
レベルはともかく、ようやく盛り上がる試合だった。
