格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★DEEP58感想

SAMURAIニアライブ視聴。

▼第5試合 DEEPライト級 5分2R
パーキー vs. 梅田恒介

1R、四つからテイクダウンを奪った梅田が圧倒。パーキー、まったく抜け出せない。一方的に殴られ2Rへ。
2Rはパーキーのパンチに頭を下げる場面が目立つ梅田。しつこくタックルに行き凌ぐ。パーキーは抑えこまれこそしないが、梅田に組み付かれ攻められず。タックルを切り鉄槌を入れるが決定的な場面がないままゴング。
ラウンドごとの判定なら19-19のドローだったかもしれないが、トータルで判定するDEEPなら納得の梅田3-0勝利。40歳梅田がアップセットを起こした。パーキーはブランクの長さも痛かったか。

▼第6試合 DEEPウェルター級 5分2R
伊藤有起 vs. vs 寒川直喜

伊藤も久々の試合。2Rにバックを取った寒川が鉄槌やパウンド連打でポイントを稼ぎ判定勝ち。2Rは圧倒したが、もうちょっとスタンドで手数を増やしてダメージを与える所が見たかった。

▼第7試合 DEEPフェザー級 5分2R
北田俊亮 vs. 津田勝憲

2Rに足払いでバランスを崩したところにギロチンを仕掛ける北田。外れたが、同じ展開でまたギロチンを仕掛け、今度は完全に決まりタップを奪ったのが見事。

▼第8試合 DEEPバンタム級 5分3R
DJ.taiki vs. 釜谷真

今日はシューズなしのDJ。さかんにスイッチする。釜谷は警戒して間合いに入らず様子見。DJはローを入れていく。見合いが続き、お互いクリーンヒットがないままゴング。
2Rは序盤に釜谷がタイミングよくタックルに入るが、DJは受け止めて切る。またローを入れるDJ。組み付いた釜谷が足をかけてテイクダウンを奪ったが、DJはすぐに立って脱出。2R終盤、釜谷の左が顔面を捕らえる。しかしほぼ同時に出したDJのパンチもヒット。すかさず距離を詰めてパンチをまとめるDJ。仰向けに倒れた釜谷。そこにDJがパウンド連打。しがみついて凌ぐ釜谷
3R。いきなりミドルをヒットさせるDJ。組み付いて釜谷がテイクダウンを狙うがDJは堪える。釜谷の鼻血でドクターチェック。再開後、すぐに距離を詰めたDJがワンツーをヒット。プレッシャーをかけ続けて行く。組み付いた釜谷をバックに回りつつ投げると上に。パスしてサイドへ。中村優作を倒したヒューズポジを狙うが立たれてしまう。お互いのパンチがヒット。釜谷の右フックを距離を詰めてかわすDJ。首相撲から膝連打をボディに入れる。残り時間わずかで釜谷の飛び込んでの左がヒットし、腰が落ちるDJ。追い打ちに来た釜谷だが、DJが凌いでタイムアップ。
判定はDJ、ドロー、ドロー。1-0でドロー。DJ、またもや悔しいドロー。釜谷は最後にパンチをヒットさせたが、あれだけでDJのそれまでの攻勢がチャラになったはずはもちろんない。が、ドローの範囲内に収まる程度には取り返したということなのだろう…。DJが納得行かない気持ちもわかるが、仕方がない。
フラッシュダウンするDJは初めて見た。中村戦の後のブログでも打たれ弱くなっている不安を述べていたし、心配。

▼第9試合 DEEPフェザー級 5分3R
長倉立尚 vs. 門脇英基

長倉のフルスイングの左がヒットし、仰向けに倒れる門脇。両手を上げてアピールした長倉だが、続行。門脇が立ち上がりスタンドへ。確実にダメージは残っている。距離を詰めてパンチをまとめる長倉。顔を背けて嫌がる門脇。コーナーに詰めて左で再度顔面に打ち抜き、ダウンを奪ったところでレフェリーストップ。
一方的だった。長倉の強さばかりが印象に残った。

セミファイナル(第10試合) 第7代DEEPライト級王者決定戦 5分3R
中村大介 vs. 岸本泰昭

青木は「最初が勝負」とコメント。岸本がすぐに距離を詰めてタックル。しかし中村が切ってスタンドをキープ。また組み付いていく岸本。組み付いたままパンチを入れる。中村のジャブをもらった岸本。タックルに行くが、やはり受け止められる。逆に中村が外掛けテイクダウン。潜ろうとする岸本。中村がアームロックを狙うとバックに回る。足関を狙って上を取り返した中村。岸本が下から蹴りあげるとアキレスに。かなり効いている。しかし岸本が起き上がってパウンド。ゴング。
中村ペースだったが最後にパウンドを入れて岸本が少し盛り返した。
2R。ジャブの打ち合い。中村の左がヒット。組み付いてごまかした岸本だが下になってしまう。下から膝十字を狙った岸本だが、中村が上になるとバックから必殺腕十字。裏十字から表に返ってクラッチを切る。しかし岸本は完全に伸びきった腕十字から脱出。中村も力を使ったか、バックを許すと下に。ガードからの腕十字は岸本が抜いてパス。肩固めを狙うが抜ける。残り30秒。お互いかなり消耗している。上になっている岸本だがパンチが少ない。ゴング。
お互いスローダウン。しかし岸本のタックルは完全に防ぐ中村。逆に上を取る。しかし腕十字が抜けて岸本がバックを取る。チョーク。が、決まらず。反転して中村が上に。逆にバックに回りチョーク。今度は岸本が反転して上。中村の十字はクリアした岸本だが、立たれてスタンドへ。残り1分。下になる岸本だが、中村は三角。外して上に。今度はヒールを仕掛ける中村。岸本が起き上がりパウンドを落とすが、ゴング。
判定5-0で中村が新王者に。スタンドでタックルを完璧に切り続けたのが勝負の分かれ目か。中村は関節技を仕掛けることで、結果的にポジションを悪くすることもあったが、最後まで極めにこだわり続けた。

▼メインイベント(第11試合) DEEPライト級 5分3R
北岡悟 vs. 菊野克紀

1R序盤にダブルレッグからテイクダウンを奪った北岡。サイドからギロチンへ。しかし菊野が首を抜くと、その後のタックルは全て受け止める。北岡は四つから何度もギロチンを狙うが、これもディフェンスする菊野。最後に引き込んだ北岡。1R終了。青木は「ここまでは五分」とコメント。
2R。北岡のタックルを切り、菊野は三日月蹴りを入れていくが、手数が少ない。北岡のパンチが入る場面もあるが、倒しに行くパンチではないのでダメージはない。一度、菊野の蹴りをキャッチするが、菊野はすぐに距離を取り離れる。北岡のペースに持ち込ませていないという意味では菊野の展開ではあるが、ディフェンシブすぎるか。
青木は「北岡選手のウィークポイントである四つの弱さが出ている。シングルレッグ・ダブルレッグの選手なので、タックルを切られると厳しい」というコメント。
3R。足をキャッチした北岡は潜って上を取る。マウント。ギロチンを狙う。菊野はディフェンス。青木によれば、ギロチンを軸に抑えこむ練習をしてきたとのこと。ギロチンを狙いつつ、上をキープ。一度菊野が起き上がろうとするが、サバ折りで倒しハーフに。ヘッドセットを外し北岡に指示を送る青木。足を抜いてサイドへ。キムラを狙いつつ、上をキープ。残り1分。亀になる菊野だが、押さえつけて立たせない北岡。ギロチン。かなり入っている。しかしタイムアップ。
時間があればタップを奪えたのではないかという最後のギロチンで勝利を決定づけた。判定3-0で北岡勝利。
タックルでテイクダウンを奪えず苦労したが、グラウンドの実力差で結局は上を取り勝利。緊張感がある試合だった。