格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC148:オッズ/予想と展望

メインイベント ミドル級タイトルマッチ
アンデウソン・シウバ 1.36
チェール・ソネン 3.35

セミファイナル ライトヘビー級
フォレスト・グリフィン 1.32
ティト・オーティズ 3.55

第9試合 ミドル級
カン・リー 2.90
パトリック・コーテ 1.43

第8試合 ウェルター
キム・ドンヒョン 1.69
デミアン・マイア 2.25

第7試合 フェザー級
チャド・メンデス 1.15
コディ・マッケンジー 5.50

第6試合 バンタム級
アイヴァン・メンジヴァー 1.87
マイク・イーストン 1.87

第5試合 ライト級
グレイソン・チバウ 1.57
ハビブ・ヌルマゴメドフ 2.35

第4試合 ライト級
メルヴィン・ギラード 1.34
ファブリシオ・カモエス 3.10

第3試合 ミドル級
コンスタンティノス・フィリッポゥ 1.51
福田力 2.55

第2試合 ライト級
ジョン・アレッシオ 2.45
シェイン・ローラー 1.54

第1試合 ライト級
ハファエロ・オリヴェイラ 2.15
ヨイスランディ・イスキエルド 1.65

メインは因縁の再戦。お互い前回の2年前の対決からは2連勝しているが、2年で2戦というのは少なめ。アンデウソンはケガで、ソネンはドーピング違反による欠場期間があるせい。
事前オッズは意外な大差でアンデウソン有利。前回、最後の三角絞めが入る10数秒を除けば、スタンドでもグラウンドでもソネンが圧倒していたのに。アンデウソンがその後ヴィトー・岡見と連続KOしているのに対し、ソネンは前回のビスピン戦が微妙な内容だったからか。アンデウソンは前回直前にアバラを負傷していて万全じゃなかったと見られているのもある。
確かに、あの日のアンデウソンはスタンドでソネンのパンチをもらいダウンするなど普通ではなかった。しかし、それでもやはり、アンデウソンを破るとしたら強豪レスラーによる塩漬けというのが一番可能性としては高いと思う。今回も、打撃の攻防を除けば前回と同じような展開になるのでは。すなわち、ソネンがテイクダウンして削っていく展開。問題は5Rそれを続けられるだけのスタミナと集中力があるかだが、これも問題ないと見る。下からの仕掛けを警戒して、前回よりも身長な戦いになると思うが。勝負は最初のテイクダウン。これがあっさり取れるようだとそのままソネンペースになる。最初のテイクダウンまでに打撃でかなりダメージを与えるか、取られてもすぐ立てればアンデウソンペース。予想はソネンの判定勝ち。
セミはティト・オーティズ引退試合。相手は同じレジェンドのグリフィン。過去2戦はいずれもスプリット判定で1勝1敗。最近勢いがなくなったグリフィンだが、辞めていく選手には負けられない。ただ、モチベーション的には有終の美を飾りたいティトが上。もともとグリフィン相手ではわりと相性がいいし、競った試合になりそう。ただ、最後はやはりコンディションの差でグリフィンか。
カーロス・コンディットにプロ初黒星を喫したドンヒョンは、前回格下相手の再起戦で危なげはなかったものの力の差を見せることはできなかった判定勝ち。今回の相手はミドル級のタイトル挑戦経験があるデミアン・マイア。今回がウェルター級転向初戦。マイアはクリス・ワイドマンやマーク・ムニョスらのD-1レスラー相手に敗れていて、スタンドレスリングが穴。もちろん武器は寝技だが、最近は打撃も向上してきている。打撃でもドンヒョン有利とはいえない。寝ても立っても苦戦の予感。
前座には2月の日本大会以来の試合となる福田力が登場。相手のコスタ・フィリッポゥは前回TUF11ウィナーのコート・マッギーに初黒星をつけている。バックボーンはボクシングで打撃よりの選手。UFC唯一の敗戦はレスラーのニック・カトゥーンで、オッズは福田のアンダードッグだが、相性は悪くないはず。テイクダウンからの塩漬けで福田判定勝ち。
他に注目は、コンバットサンボ世界王者のハビブ・ヌルマゴメドフのUFC2戦目。総合無敗でUFCデビュー戦では一本勝ちしたヌルマゴメドフだが、今度はSherdogランキングでもうすぐトップ10にノミネートされているチバウが相手で、底力を問われる一戦になる。
第1試合はFacebook中継で8日朝8時25分開始予定。その後、UFC.tvでの無料中継が4試合で、福田の試合もここで組まれている。今回はメインカードが6試合。当日速報します。