格闘技徒然草

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★7・16修斗結果・宇野8年ぶり参戦・12月金網VTJ開催

http://gbring.com/sokuho/result/result2012_07/0716_shooto.htm
メインは元パンクラス王者井上が修斗初参戦で超新星・堀口と対戦。1,2Rはタックルを潰し、井上のハーフからの潜りスイープも全て潰して削った上でスタンドでダメージを与えた堀口ペース。しかし、2R後半から井上の潜りスイープが決まり始める。3Rは完全に主導権を握った井上がグラウンドで優位なポジションを取り続けて追い上げたものの、堀口が1,2Rの貯金で判定勝ちをものにした。
堀口は1,2Rにポイントを取っているので、3Rの時点で一本を取られない限り負けはない状態。スタミナを消費したこともあり、最後はポジションを返すよりも一本を取られないように作戦を変更した感がある。井上も一本が勝利の条件であることはわかっていて、タイムアップの瞬間にも勝利のアピールはなかった。しかし、正直、ここまで井上が肉薄するとは思っていなかった。前半に決まらなかったスイープが後半バンバン成功していたのは、堀口のスタミナ切れが原因だったのだろうか。
休憩中には9・30後楽園大会への宇野の8年半ぶり参戦も発表。休止が続くDREAMの参戦選手で、他にホームと言えるリングがない宇野の動向は不明だったが、ここ一番でもっともハイリスク・ローリターンな選択をするのが宇野らしい。
主なDREAM出場選手の動向

  • 青木→独立→ONE FC
  • 川尻→ONE FC
  • 北岡→DEEP→?
  • マッハ→?
  • 高谷→?
  • 宇野→修斗
  • 石田→引退
  • 所→?

修斗ライト級は昨年日沖がタイトルを返上して以来、上位ランカーが修斗に継続参戦しなかったという事情もあって、タイトル戦線が止まったまま。宇野がそこに入ってくれば活性化が期待できるが、まずはランキング下位かノーランカーのクラスA選手相手に現在の実力を証明する必要があるだろう。
また、年末にバーリ・トゥード・ジャパンを金網で開催することも発表。目的は「UFCで勝てる選手を作るため」で、年2、3回の開催を見込んでいるとのこと。このあたりはDEEP・パンクラスと同じ方針。メインで勝った堀口なども将来のUFC挑戦を宣言しているが、日本のローカルイベントのリングからいきなり世界トップの金網に挑むというのは高低差がありすぎて耳がキーンとなる可能性がある。ゴールが海外であっても、その挑戦の過程はできるだけ日本で見たいところ。
修斗出身でまだ落ち着き先の決まっていないマッハや高谷の出場も期待したいが、大晦日開催を目指しているDREAMと日程的にニアミスしてしまっているのが残念。